「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

【10月6日】午前に地元商議所での新型インフル対策講演、午後は雑事

2009-10-06 23:56:30 | 地域防災
午前中、富士商工会議所で新型インフルエンザ対策の講演。

結局のところ、レジュメに新しい部分を付け加えることが出来ず。
過日、富士宮商工会議所で行った資料を、そのまま展開することに。
ちょっと情けない結果となってしまった。

予定の時間はかなり削られてしまったが、それでも45分ほど、
商工会議所レベルで考えるべき新型インフル対策について話をさせてもらう。

商議所であっても、考えるべきは、一にも二にも「知識のワクチン」。
商議所独自の対策を問うならば、発症した時でも安心して休めるようにという、
「無理を押してでも会社に出ることは不要」「会社のためにも感染を広げるな!」
「がまんするな」「がまんさせるな」という雰囲気作り。
そしてそのための給与の保証。厳しい情勢にあることは百も承知。

付け加えるならば、3S、5Sと言われるような、「整理」「整頓」「掃除」
さらに「清潔」「しつけ」。

これだけ並べてみたが、一度、ざっと流して聞いた程度では、
これが新型インフル対策でまず取り組むべき課題です、なんて、
ピンと来てもらえないだろうなぁ……。

それでも、スクリーンに示した携帯電話の番号をメモした人もいたのだから、
多少は受け入れてもらえたのだろうか。

事務方の二人のSさんと一緒にお弁当をつついた後、大学へ。
学生レポートへの評価やらメールやら。

残念ながら、米領サモアへの現地調査は、
ホノルル=パゴパゴ間の空路が満席で、今回は見送らざるをえなくなった。
その分?独立サモア(旧西サモア)での国際合同調査団の
ミーティングの案内が届く。しかし、日程が合わない。
行けるとすれば10月末、日本救急医学会を欠席して、か……。

学生レポート。一人当たりA4×1枚であっても、人数が多くなると、
コメントをつけるだけでも時間も気力も使う。
途中の夕食も含めての話ではあるが、結局のところ25時をまわっていた。