「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

【10月16日】ダブルヘッダー

2009-10-16 23:00:59 | 地域防災
午前中に、静岡県ボランティア協会で打ち合わせ、のはずだったが、
申し訳ないが、朝、起きられず、延期をお願いすることに。
先方もアップアップの状態だったとかで、結果オーライではあったが。

来年2月の図上訓練の件。
10月26日の次回委員会の前に、事務局として、
訓練企画案をまとめることができるか。正直言って、かなり辛い。
そもそも、300人規模での参加型図上訓練を、
しかもうるさ型の参加者に納得してもらえるようまとめるなんぞ、
そもそも至難の業。さて、間に合うか……。

静岡市社会福祉協議会のSさん、Iさんからの依頼で、
社協職員向けの防災研修会。今日がダブルヘッダーで、
明日が当事者、すなわち自らに障害などをかかえる方々向け。

被害様相のイメージを持ち、それを意識しつつ、
社会福祉協議会の職員として、どのような役割を果たすべきか。

「災害時の社会福祉協議会職員の役割の洗い出し」
「実行可能性の検証、特に施設被害と職員・家族の被害を織り込んで」
「削れる仕事、削れない仕事の仕分け」
「今のうちにやれることの洗い出し」
「これらを明文化(文章化)したものとしてのマニュアル作成とその共有」

今回は、この5つのステップの最初だけ。
この後を誰かがつなげてくれることを願っているが、さてどうだろう。

「第一試合」は、清水の「はーとぴあ清水」で。
ありがたいことに、ポータブルのプリンターは修理から帰っている。
そこで、参加者に、静岡県地震防災センターがHPで公開している、
「東海地震に関する第三次被害想定」を打ち出し、
持って帰ってもらうことにする。

全壊率テーブルは、配布資料として別途用意。
この2つだけでも、地震防災を「家族と語ってもらう」材料にはなるはず。

東海地震は、自分や家族が生きていることを前提に出来ないレベルの地震。
静岡市では震度7の揺れが予想されており、清水港周辺もそういう場所。
そのことを意識しつつ、社会福祉協議会職員としての役割を洗い出す。
個人的にも、収穫の多い3時間だった。

引き続き「第二試合」は静岡県総合社会福祉会館で。
ボラ協にも顔を出し、ごめんなさいと、今後の打ち合わせを。

一日の仕事が終わってからの、疲れた時間帯であったが、
多くの方々にお付き合いいただく。
数時間前に同じ内容での話をしたので、展開もやりやすい。
その分、より密度の濃い議論が出来たのではないかと思う。

こちらも3時間。終わってみれば21時過ぎ。
撤収の後、市社協地域福祉課の面々とアルコール付きの遅い夕食。

(10月18日アップ)