「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

ポーランドとドイツへの旅(その1):ヴァンゼー会議って何?

2019-04-04 20:56:00 | 旅の徒然に
大学の春休みを利用し、ポーランドとドイツを旅してきた。

主な訪問先は、

*ワルシャワ(ワルシャワ蜂起記念館/ポーランド・ユダヤ人の歴史博物館)、
*オシフィエンチム(いわゆるアウシュヴィッツ、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所博物館)、
*ベルリン(ノイエ・ヴァッフェ「戦争と暴力支配の犠牲者に対する記憶と追悼の場:ドイツ連邦共和国中央慰霊館」)
 ※女流彫刻家ケーテ・コルヴィッツの「ピエタ」像がポツンと置かれている。ここは必見!
*ニュルンベルグ(ニュルンベルグ裁判が行われた600号法廷他、ニュルンベルグ裁判記念館/
 ナチドイツの党大会が行われたツェッペリン・フィールド)
*ミュンヘン(ナチドイツに抵抗して処刑されたショル兄妹やフーバー教授らの活動を伝える「白バラ記念館」)

現地に行かなくては何もわからない、という時代ではない。
それでも「現場に勝る学びなし」「百聞は一見にしかず」。

認知心理学の基本テーゼなのだそうだが「知識のないところに意識は生まれない」
その意味で「調べ学習」も必要。詰め込み教育とて意味のある教育方法と思っている。
まぁ、「3現5現」を教わるのは、社会人になってから、とは思うが。

それはそれとして、今回の旅で行くことができなかったのが「ヴァンゼー会議記念館」

ドイツの首都ベルリン郊外には、ヴァンゼー会議の会場となった邸宅が残されており、
今は記念館になっているとのこと。
(ヴァンゼー会議が何だったのかは、それこそ「調べ学習」の最適テーマ!)

「パッと行ってパッと帰る」ような場所ではないので訪問先候補からは外したが
(何せ今回の旅でのベルリン滞在は実質半日)、
次回はじっくり時間を作って行きたい、と思っている。

ちなみに。
この「ヴァンゼー会議記念館」の図録は、
横浜市立大学のグループが日本語訳を作って下さった、とのこと。
こういう地味なテーマを真剣に取り組んで下さっている方々がいる。
学問を生業にしている者として頭が下がるのみ。

次のベルリンへの旅の前に、しっかり読んでおかなくては、
で、ありますな。

(4月6日、さかのぼってアップ)


コメントを投稿