たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

疫病対策

2020-02-24 09:50:38 | 一年の展望

 

***** 子年の展望 No.32 *****

年明けに記事にした

「子年の展望No.1~No.13」の中で、

日本神話に登場する「大国主神とネズミ」

のやり取りを取り上げました。

その際、火の海に囲まれた大国主神を

助けるために、ネズミが発した

「中はほらほら、外はすぶすぶ」という呪文は、

「大火災」から身を守る術を

示しているのではないかと推測しましたが、

それと同時に「ウイルス」への対策法も

暗示しているとすれば、非常に興味深い内容が

あぶり出されてくるような気がいたします。

 

大国主神が逃げ込んだ

「入り口は狭く奥は広い場所」とは、

つまり外界を遮断した建物の中

(場合によっては地下)を指しますから、

自宅の部屋あるいは病院の一室などに

一定期間身を隠すことが、感染拡大を防ぐ

有効策だという意味にも受け取れるでしょう。

医学の発達した現代でもなお、

疫病の流行時にはまず感染患者の

「隔離」を重要視しているところを見ると、

大国主神とネズミが伝える疫病対策が、

時代を経た今も効力を持ち続けて

いることは確かかもしれません。