***** 災害備忘録 No.25 *****
◆ 地元民の意識の差 ◆
ここ最近、防災訓練や川掃除など
地域の行事が行われるときは、
できるだけ出席するよう心がけております。
消火栓のある場所を調べたり、
川べりを歩きながらゴミ拾いをしたりしておりますと、
自然と周囲の環境・立地・地形などが頭に入るもので、
消防自動車が入りにくい道路や、
川の護岸がえぐられているような箇所、
あるいは取水場や浄水場のある場所……等々、
被災リスクを考える上で有益な
情報を入手することも可能なのです。
ちなみに、先日の行事の折に聞いた話では、
この地域の防災訓練の歴史は非常に長く、
また川掃除などへの出席率も飛びぬけて高いのだとか……。
ご近所さんいわく「毎年きちんと川掃除をして、
きちんと防災訓練をやっていたから、
台風が来ても川が氾濫しなかったのかも」とのことですが、
あながち間違った分析ではないのでしょう。
たとえ、防災訓練や川掃除には参加できなくても、
各々が地域を歩いて災害リスクを洗い出すことで、
「土地との親和性」が増すのは確かなのです。