***** 子年の展望 No.29 *****
十数年前、今回の新型ウイルスと
酷似すると言われる
「SARS」が中国で発生した際、
なぜか日本と韓国ではほとんど
感染者が現れなかったと聞きます。
そのことに疑問を感じた科学者が、
様々な角度から理由を検討してみたところ、
「食生活の違いが明暗を分けた」
との結論に至ったのだとか……。
何でも、納豆・味噌などを常食する日本人と、
キムチの伝統文化を持つ韓国人には、
発酵食品の摂取による「免疫」ができており、
それがウイルスの感染を
防いだのではないかという話でした。
もし、このまま中国以外のアジアで、
特に発酵食品王国である日本において、
新型コロナウイルスの流行が
心配されたほど広がらなかったとすれば、
それはもしかすると「発酵食」の文化が
功を奏したとも考えられるのでしょう。
逆にいうと、毎日意識をして発酵食品を
取ることで、「ウイルスに強い体質」
を維持できる可能性も高いのですね。
あくまでも仮定の話ですが、
「納豆」を大量に消費する東日本人と、
「納豆」の消費量が少ない西日本人の
ウイルス感染者の比率に違いが出たなら、
今後も次々と登場するであろう
新手のウイルスへの対策にも、
一筋の光が見えてくるのかもしれません。