***** 災害備忘録 No.23 *****
◆ 手続きのややこしさ ◆
私自身、過去に何度か「罹災届」
というものを提出した経験がございます。
そのたびに思うのは、
「保険金をもらうのも一苦労」ということでして、
災害に遭遇し家や車や家財などを失った状態で、
煩雑な手続きを繰り返さないといけないとなると、
心身ともに滅入ってしまいがちです。
幸いにも私の場合は、さほどの被害ではなかったため、
「面倒だな」程度のやり取りで済みましたが、
何度も市役所などを訪れて、難解な保険のルールや、
不明瞭な見舞金の仕組み聞かされるのは、
被災者の方にとっても大きな負担になるでしょう。
また、同じような被災度にも関わらず、
ある家には何十万円の額が支給された一方で、
ある家には数万円のみの支給といった具合に、
格差が出てしまう可能性もあり、ご近所同士で
ギスギスした雰囲気にもなりかねません。
見舞金の有無や寄付金の分配の仕方なども含め、
もう少し「明朗会計」にならないものかと、
こういった立場を体験するごとに考えてしまうのですね。
(保険金や見舞金に関しては、
不正確な部分もあるかもしれませんので、
各自でお調べいただければ幸いです)