***** 子年の展望 No.25 *****
実は、昨年のお正月に全国の神社仏閣で
行われた「粥占い」の中には、
「疫病」の卦を暗示しているものも
含まれていたと聞きます。
まあ、「疫病」と聞きしましても、
「昔流行った災害」のようなニュアンスが強く、
現代人にはピンとこない部分もありますが、
伊勢神宮が創建されたのも、元をたどれば
崇神天皇の時代に蔓延した「疫病」が
発端でしたし、地震や大雨以上の
「国難」をもたらす災厄であることは、
現代になった今でも変わらないのでしょう。
そんな、「疫病」という死語をまざまざと
蘇らせたのが、昨今日本全体を不安に
陥れている新型コロナウイルスの猛威ですね。
実は、ブログを始めてから十数年、
これからの世の中を俯瞰して行く中で、
「最も厄介」と感じていた災厄のひとつが、
この「ウイルス」という名の手強いヤツでした。
地震や大雨などの自然災害とは異なり、
一度被害をもたらした後も、次々と変異しながら
パワーアップするこの「難敵」にどう対処するのか……。
まずは、様々な報道から透けて見える裏事情について、
じっくりと考えてみたいと思います。