家があり、お金もあり、友達も家族もいると幸せ真最中と思えます。
私が50年前に東京で起業した際は、明日に食べる飯の費用を稼ぐに汲々としていました。
仲間と一緒にお腹いっぱい飯を喰う事が出来ればどんなに幸せだろうと思ったものです。
懸命に働き、飯を多く喰えるようになっても特別な幸福感に浸ることはありませんでした。
起業し会社をつくれば、仕事繰り、ヒト繰り、資金繰りに奔走することになります。
この総てが整ったとしても決して幸せ感を感じることもありません。
仕事の中身に関し、下請けから元請けになろうと藻掻き苦しむことになります。
元請業者になるため帰郷し、次々と仕事も受注できたのですが、満足感、幸福度合いが増す事もありません。自分がつくり出す家に対して充実感を覚えません。
外観や内観が素晴らしく、他人から高く評価されても気持ちの中に燻ぶりがあります。
住む人の幸せを包み込むには、住まい空間の温度、湿度などのクオリティが必要なことに気付きます。そこから温熱環境の研究開発を行いました。
それから10年、日本で初めてと云われる「全館輻射熱冷暖房」のファース工法が出来上がりました。それが決して最終段階ではありませんでした。
お金を掛ければどのような家づくりも可能です。
お施主様に負担を掛けず、住んでから満足する住宅システムを構築しようとするとその研究は永遠に続く事になります。
現在は、全国に200社近い仲間の工務店さま(クライアント)がおり、北海道から沖縄まで私の開発した「#ファース工法」の家づくりがなされています。
その恩返しは、更に新技術を加えて行く事が使命でもあり、幸せづくりを創造して行くモノに気付いたしだいです。
写真は以前に機内から撮った富士山ですが、この山を眺められる事に幸せを感じます。
「#ファース工法」「#空気サラサラ」「#ファースの家」「#福地建装」「#フクチホーム」