豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

工務店営業で話を聴けることの大切さ

2020-08-06 17:42:24 | ファース本部

お施主さまにとっての家づくりは、人生の集大成的な要素の大事業となります。

その人生の一部とも云える家づくりを流れ作業にしてはいけません。

お施主さまの夢や構想の総てを、家づくりで具現化できる事はとても難しいことです。

 

「夢や構想」等は、図表などで現すことが難しく、概念程度が限界なのでしょう。

例えば真冬の寒い時など、家中の気温差を気にせずに動き回り、家族間のコミュニケーションをはかりたいとする構想があれば、断熱などの温熱環境に十分な配慮が必要です。

 

技術力の高い工務店経営者は、その技術をユーザーに伝えたく、つい口数が多くなります。

地域工務店の多くは、経営者自らが営業、設計、現場管理、メンテナンスを行っています。

お施主さまの声を施工責任者が直に聴けて、それを現場に活かすことができるのです。

自らの持ち味を強調し過ぎ、お施主さまの話を聴く姿勢をなくする場合もあります。

工務店経営者の傾聴力は、お施主さまの感性やライフスタイルなどを把握できます。

 

お施主さまの夢や構想を家づくりで形にするには、それ相応のお金がかかります。

施主が夢や構想を、語れば語るほどそれを形にするために資金が掛かって行くのです。

出来る事と出来ない事を、誤解のないようしっかりと理解して頂くのも大切な仕事です。

それには、極めて高い傾聴力を必要といたします。

 

お金を貰って家を造った事のない学者の理論は、参考になりますが丸写しではいけません。

高名な先生の研究したマニュアル通りに家を造り、その竣工後にクレームがあった場合は、それは施工工務店の技量であり責任なのです。

 

傾聴力こそお施主様のニーズを掌握して企画書に盛り込むのは、工務店力でもあります。

さて今日は、急ぎの原稿執筆やご来社のお客様も多く忙しない一日でした。

そろそろこのパソコン(写真)を閉じる頃となりました。

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