ガスを燃やすと膨大な水蒸気と燃焼ガスを発生させます。
そのためガスコンロとレンジフード(台所換気扇)のセットは必須となります。
私は30年前の昭和60年に冬暖かく、夏涼しい家をつくるため、隙間からの熱損失を防ぐため、様々な手法で気密施工を施しました。
当時近場には、第三種換気(排気型換気扇)しか市販されておりませんでした。
その気密化を図った家でガスコンロを使い、換気扇を稼働させていても、少しずつガスコンロの炎が黄色くなり、そのうちに消えそうになるのです。
ところが何処かについている窓を少し開けると一気に炎が強くなります。
隙間がなければ空気が外部から入って来ないので第三種換気では空気出て行かず、室内が酸欠状態になっており、窓を開けると炎が蘇り、これがオール電化住宅を構築の動機です。
一般に高気密・高断熱と云われる住宅でガスコンロが普通に燃えている家は、どこからか外気が入っている証であり、真の気密住宅ではありません。
現在、第一種換気扇の全熱交換式換気扇(同時吸排気換気)も普及しておりますが、ガスコンロを使用するには、相当量の空気の入れ替えの伴う事に変わりありません。
湿気には膨大な潜熱(エアコン室内機に触れると凝縮熱に変わります)が含まれております。
室内の温度と湿度を一定化しなければ真の断熱住宅とは言えないのです。
さて今日は政策金融公庫の親睦会・函館公和会の研修会(写真)に参加しました。
隣の席の企業経営者にオール電化の意義を質問され、このブログに書く事の約束をしてきました。

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