豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家を7mの高さから落下させたら…北斗市

2014-04-09 17:54:55 | ファース本部
写真は2m×2m×2mの立方体で、樹脂スプレー断熱材を6面体の内側に100㎜の厚さで発泡施工した実験ボックスです。写真は7mの高さまで吊上げ、落下寸前の画像です。
この実験ボックスは、内部に100wの電灯を灯し、内外温度差を測定するために作りました。

樹脂スプレー断熱材は施工時から経時変化で断熱性能が劣化するのが常道です。
施工時からどの時点で定着するかなどを6年間にわたって調査してきました。
ファースの家に用いる断熱材は、施工して3日目に安定状態に入り、1年程度で定着状態に入ります。
その後、暖房エネルギーに反応させない程度の断熱性能の低下現象があります。

5年間で1%程度の性能低下です。50年で10%程度です。
ファースの家は実際に25年前から建築していますが、冷暖房エネルギーの使用量に、目立った変化がありません。その断熱性能テストを何シーズンにもわたり実施した後は、落下させての強度実験を行います。
数年前にリフトカーに載せて3mの高さから落下させても転がるだけで何の損傷もありませんでした。

今回は7mの高さに吊るしての落下実験を行いました。
このボックス内部は、人が寝起きする広さと高さがありますがこの実験でも殆ど壊れません。
過去には、震度7の中越沖地震の震源地真上に複数のファースの家が建築されておりましたが、僅かな損傷しかありませんでした。構造体を引っ付ける粘着力の効能です。

ファース本部では、このような様々な実験を経た後にファースの家として加盟工務店に技術指導しております。天気も良くて最高の実験日和でした。
この落下実験の様子はファース本部オフシェルサイトで動画にて見られるように致します。

さて明日は、FAS検査員講習で全国から工務店の関係者が来社されますが、当方は温熱計算などの講義を受け持つ予定です。

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