連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

原爆投下後の残務処理、家族を捜しての被爆

2006-08-04 09:10:19 | 健康・病気

3日のNHKクローズアップ現代で、広島原爆の61年目に解明された事実は、生命を奪うまで、遺伝子障害が進行し続け、発病し、そして白血病を含む悪性腫瘍死にいたることが、数値を持って示されていました。

原爆の衝撃、空から落ちてきた爆弾の灰を浴びた人は、原爆資料館の写真、丸山位理、俊夫妻の【原爆の図】の様相を呈したでしょうが、

地上におちた放射能をおびた爆弾の粉、灰は、人体にまといつき(入浴できる水も不足して洗い流すこともかなわなかったのではないかと)、飲み水にも、空気中にも漂って、外気と接する、皮膚、消化管、呼吸器から体内深く侵入し、近接で被爆し、DNA障害を起し、DNA障害は細胞に記憶され、障害は永続し、さらなる障害を拡大し、発病へと進展した事実が、科学的根拠、統計的有意差のある多数の発病者数で示されていました。

 私が衝撃を受けたのは、人細胞に対する低レベル濃度の照射実験で、死に至らない障害を受けた細胞が、障害情報を周辺の細胞に発して、その情報を受け取った細胞も同じ障害を記憶したという事実でした。多分、細胞分裂して増殖を続けた細胞も障害を記憶するのではと想起される事実。異状の始まりの拡大連鎖。

 低レベル被爆細胞の障害は、次の世代に受け継がれるのか?と言う人類存亡に関わる問題が、起きるているのか?ということを次なる科学と、時間による解明が待たれます。

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