連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

土饅頭

2020-03-02 21:48:25 | 日記・エッセイ・コラム

散策が趣味な友人に、見晴らしの良いという葛岡霊園散策を誘っていただきました。

入口の広々とした広場から階段を上り、太白山を確認してから、奥に。

比較的新しいお墓が多いので、幼いころの葬儀の話から、

土饅頭の話を友人が。素敵な土饅頭の漢詩が。

素敵はという印象だけで、あとで教えてくれることになりました。

土饅頭は、土葬時代の風習。

饅頭の大きさは、埋葬された人の大きさを反映していたのではないかと考えました。

埋葬後、土の中で、ほかの生物によって消化され、

大地が平らになったときには、宇宙と融合した時だと思えました。

火葬は、煙と共に宇宙に拡がり、残りし骨は、

骨壺の中で、交わることなく安置の場合、

先祖の墓に、骨壺から取り出し散布し、いずれ土と一体化する場合と、

海への散骨の場合は、

など、人体の行く末は、形態は変われど、質量不滅!

土饅頭 その大きさは 汝(そ)の体 平らなるとき 天地一体

唐・王梵志

城外土饅頭,
餡草在城裏。
一人喫一箇,
莫嫌沒滋味。

 

 

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