連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

期末試験採点中の概観

2018-02-15 08:42:43 | 日記・エッセイ・コラム
医学部学生に血液分野を分担講義のときは、まだ若く、超専門分野の白血病以外はひたすら学びながら教え、余裕がない教育者。

次第に、教える時間が長くなり、内科学分野全体の期末試験問題の取りまとめなどを行い、経験による問題作成間の違いなども感じ取れるようになり、

医療関係を目指す学生を講義するために、宮城学院女子大学に転職。
期末試験問題作成に当たっては、2,3回の実施した採点結果を検討し、

集中して読まねばならない文章問題で、集中力の持続訓練を兼ねた問題とする。
言葉を書かせる問題で、正確な文字で書く習慣を身に着けてもらう。


実施済みの過去問を、学生が分担し、解答を作成して、試験に備えているようで、
大幅に問題を変更すると、解答してくるのはわずかの学生のみ、
間違えは、摩訶不思議な回答が集団と言える数である、という現実。

それぞれの学生のレベルで、漢字を当ててくるのですが、
その間違いのレベルが、年々、強度が増しえいるといいますが、中学、高校でも繰り返し出てくるであろう、身体表現の漢字が書けない。雰囲気として似たようにしようとした努力が判る記号。音は同じでも、この漢字を当てる?意味を考えると変だと思わない……のかしらと思ってします当て字。
通信手段が発達して、記憶力の減弱、自分で書くという習慣の欠如と言い切れるぐらいの誤字、脱字の、オンパレード。

解剖生理学などは、独創的思考以前の、まず、共通言語として記憶してほしい!
言語を記憶したうえで、身体レベルに起きている変化を思考し、健康へと導くための提案を、共通言語で分かりやすく説明できるようになってほしいという思いも込めての問題。

200問出題、合格点は60点。ですが、このレベルに達しない学生が多く、
同じ問題を、自宅で解答して提出させ、多くは全問正解には達せずとも、それなりの正解レベルで提出するので合格としていますが、そうでない学生が数名いるのです。
もちろん不合格判定。ですが、再履修は、極めて過密な時間割編成となり、学生にとって負担になるはず。
教科書を調べても、問題となっている個所を見つけられない?
教科書を読んでみようという意識を持ち合わせない?
再提出時の、低正解解答用紙を前に、考え込んでしまいます。
繰り返させることと、
意欲を引き出すには……??
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