連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

深く知ると楽しくなる;フロイデ、羽箒

2018-12-08 19:44:50 | 日記・エッセイ・コラム

楽しい1週間だったな!

サントリー1万人の第9合唱団の一人として参加2年目。

12月2日公演参加に向けて、今年は、佐渡錬に参加できた甲斐もあって、

歌詞のストーリーが、マエストロの指揮、オーケストラの調べに乗せられて歌えるほどに、理解が深まった。

世界中の人と、目的を同じうして道を進む、

道の先にある、神の扉を開けてもらえ達成感にみちての入場。

単に歌詞をなぞられえて歌った昨年との違いの満足感。

大阪城ホールに向かう途上の交通機関内で読み始めた

【茶の湯の羽箒 知られざる鳥の文化誌】下坂玉起著 

話題になってはいたのですが、本を持参し、お師匠様にお見せしたところ、

手持ちの羽箒を出していただいて、しげしげと拝見し、

炉開き後の炭手前で、羽箒捌きの練習が始まっていたのですが、

羽根3枚が重なっていることさえき気づかず(お茶を稽古している人に、会うたびに話して、炭手前の練習を繰り返ししてくれる社中が少ないこと、羽根が3枚になっていることなどもちろん知らず!)

柄の部分の竹皮仕様が、時代環境の変化により移ろってきたこと、

おもてなしの心に則った浄めの道具としての羽箒、道具に対する美意識など、

歴史的背景、環境変化などが交錯した、希求心の先の解明は、さながら探偵小説。

楽しい。

 

研究分野からは退くことを余儀なくされても、

気になっていた不分明が明らかになったときも、もやもやが晴れスッキリ楽しさには、携われなくなった自分の口惜しさも少し伴ったりするけれど、専門領域外は、新しい知識に出会えると素直にうれしい。

歳を加えて、次第に身体能力は衰えるが、

神経細胞が機能している限り楽しい毎日が続くのを実感しました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする