すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

暮秋

2021-11-24 19:51:38 | じいとんばあ
 季節の移り変わりを見るたびに
 何故 何故と 心がつぶやく
 たくさんの出会いと たくさんの別れがあって
 それは 誰にでも訪れるものだと分かっている

 ふと
 自分が消えてなくなることを想像してみる
 まだまだ 終活には向かえない私には
 恐ろしさに 心が震えた

 大切なたくさんの人が 
 もう向こうの世界に行っていて
 だから きっとこの世の別れが辛くても
 寂しくはないのかな・・・と想像してみる

 出会うことを 極端に恐れていた若い時代があった
 出会ってしまえば 分かれるしかない事に
 怯えにも似た感情があって
 出会った瞬間から 別れを予感して怯えていた

 それでも 出会えたことの幸せは
 それ以上 それ以上だから
 いただいた 沢山の言葉たちは
 消えてなくなったりはしないから

 書くことを勧めてくれた貴方を思い
 強く鮮烈に生きてくださいと
 その言葉には 追い付きそうもないけれど
 つたない言葉をつむぎながら
 我知らず 涙があふれる・・・・

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2 コメント

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Unknown (山のスズメ)
2021-11-24 23:20:25
素敵な詩です。
良い方と巡り会えたのですね。
お別れは辛いですが、思い出があるから。
返信する
山のスズメ様、 (すずしろ)
2021-11-28 20:49:49
巡り合えた幸せは何にも代えがたいです。
会うは別れの始め・・・ですね。
返信する

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