すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

しゃれた沈黙

2013-05-23 21:35:50 | ひとりごと
 昨日ふいに「leave you~しゃれた沈黙」がリフレインした。
 これは、ルパン三世の中の曲だが、メインテーマやエンディングテーマと違って、あまり知っている人がいないかもしれない。マニアックだがとても好きな曲で、よく聴いていた。
 しかし、この歌は英語の歌詞であり、決して難解な英語ではないのだが、辞典を引いてももう一つピンとこなくて、芝居を一緒にしていた友人に手紙を書いた。
 彼女とは年も同じで、芝居の練習が終わってから私のアパートで一緒に食事したり、私が田舎に戻ってからも、よくメールや手紙を貰った。
 父が闘病生活をしている時は、懐メロのCDを送ってくれた。メンタルの決して強い彼女でないのに、いつも励ましてくれた。
 彼女は昔英語を使う仕事をしていたというので、ずぼらな私が和訳を頼んだのだ。そんな我が儘に、ちゃんと返事をくれた彼女。昨日片づけをしていてその手紙が出てきたので、曲がリフレインしたのだ。
 数年前から、メールも手紙も来なくなった。メールしても返事が来なくなった。そして、引っ越しますという連絡を最後に、本当にこちらからも連絡出来なくなった。
 エラーが出ないから、メールは今でも生きているのかもしれないが、果たして彼女がパソコンを開いているか分からない。このブログを読んでくれているのか、私のメールに気づいてくれているのかも分からない。彼女がどこでどうしているのか、すごく気になる。
 そんなタイミングで、友人からメールが来た。その友人のメールは、もう一人疎遠になっている友達から手紙が来たという内容だった。けれど、それは以前私が貰った手紙のような、短くて「他人行儀な」手紙のようだった。そう、私は年賀状で丁寧に「お別れ」を告げられていた。
 彼女にしても何があったのか分からない。ある日突然・・・私達の中ではそんな感じだった。
 弱音を吐いていても、実は私達は「強い」のかもしれない。あるいは、彼女たちはもっともっと辛い苦しい何かを経験しているのかもしれない。
 ずっと長い時間一緒にすごして、いつも私は甘えるほうだった。彼女たちが辛い時、何もしてあげられないのが口惜しい。そもそも、そう考える事こそが「おごり」なのだろうか。
 彼女の和訳・・・。切なく見える。

~LEAVE YOU~

  出て行くよ
  そう 何度もそうしようとしたように
  また君を置いて行くのさ
  でも これが最後だ
  出て行く俺を辛くさせないでくれ

  愛している 本当に
  でも この愛は悲しいだけ
  君はただ座って泣くだけ
  もうサヨナラを言う時なのさ

  俺達の愛は歌のよう
  終わりの無いラブソングさ
  なぜ 歌わなくなってしまったのか
  メロディだけが流れてる

  君を大切にしている 本当さ
  独りになった時 君を求めて手を伸ばすだろう
  でも祈るよ 俺たちが勇気を持って
  自分の力で幸せを見つけるよう

  それぞれの幸せをみつけるよう
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4 コメント

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おはようございます (祥ちゃん)
2013-05-24 05:56:17
昨日のすずしろさんにもお芝居絡みのエピソードがあったんですね。

昨日は副座長してた彼のお父様の訃報を聞き、facebookを通じて座長のブログで我々がいなくなってからの公演のことを読み、あの頃を思い出してた次第です。

彼女とは疎遠になったとしても、いつか和解するかもしれませんよ。
突然皆の前から姿を消して、またお付き合いが復活した俺のように…。
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祥ちゃん様 (すずしろ)
2013-05-24 22:01:20
彼のお父様、びっくりしました。
お母様の時、見ていられないくらい泣いていた彼です。大丈夫でしょうか?

彼女たちといつか「普通に」会える日が来て欲しいと思っています。
返信する
Unknown (みーさん)
2021-04-11 01:03:58
ずっと歌詞の訳を知りたいと思っていたけど、知らなきゃよかった。 彼と最後に会った時と似ているから。
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みーさん様 (すずしろ)
2021-04-12 20:20:37
初めまして。
彼女の訳が全部ではないと思いますが、切ない歌詞ではありますね。
悲しい恋をされたんですね。
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