マイナンバーカード

　マイナンバーカードの受け取り通知が来たので、予約して出かけた。ちょうどキヨちゃんの美容院もあったので、キヨちゃんが髪をしてもらっている間に私は私の受け取りに行った。
　最大２万円のポイント・・・で、県から別のポイントも付くらしく、間に合うように申請していた。
　最大２万円には、健康保険証と紐づけしたら7,500円、銀行口座と紐づけしたら7,500円、選択した受け取りサービスにチャージした金額の25％が入り最高5,000円という仕組み。
　で、私の場合、やはり銀行口座を紐づけするのは嫌なので7,500円は諦めた。で、5,000円についてだが、先に自分で20,000円チャージしないと貰えない（だってチャージ金額の25％だから）。これ、結構考えどころ。チャージ金額にポイントが振り込まれると結構な額だ。普段の買い物からすると、そんな金額を入れておくこともないのでちょっと悩んだ。田舎なので、食料品店以外で使える店に行こうとすれば、ちょっと遠い。
　夕方キヨちゃんを連れて行った時は、キヨちゃんもそのカードしかもっておらず、しかもキヨちゃんは最近は自分では買い物しないし、しても現金決済しかできないので、チャージされたカードを預かって私が買い物することになる。色々説明して、キヨちゃんは面倒だからと5,000円は要らないと返事した。
　「では、有効期限が5年ですので、5年後のお誕生日まで通知が行きますので、その時はまた手続きお願いします。」
　そう説明があったのでキヨちゃんに、
　「98歳になったらまた来てねって。」
と説明した。
　「アハハ！それまで生きとるかい！・・・いや、それまで頑張らないかんなあ。」
そう笑うと、職員さんが、
　「ええ！93歳なんですか？見えないです。お若いです。お元気ですね！」
とべた褒めしてくれた。
　すっかり上機嫌のキヨちゃんは、
　「足がいかんのじゃけど、ここから（とお腹から上を指し）は元気じゃし、口も達者！」
と笑った。
　更に、マイナポイントの説明の時は職員さんの見事なネイルに注目し、
　「まあ！綺麗な爪されてる！見て、93歳の私の手！」
と目の前に突き出して笑っていた。
　いくつになっても、褒めてもらうのは大事だな。

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