すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

本末転倒。あまり言いたくないけれど・・・。

2022-02-16 10:46:06 | ひとりごと
 ブログを書くにあたって、なるべく政治的な事や、嫌な話は書きたくないので、今までも書かないようにはしてきた。しかし、今回どうしても書かずにはいられない。
 連日選手たちが頑張っているオリンピックであるが、こうも後から後へ問題や疑問が出てくると、純粋に楽しめない。選手たちはこの日の為に頑張ってきた。そこに、国益や政治を絡めてはいけないし、ましてや違反行為は言うに及ばない。
 フィギュアスケート、ROCの選手のドーピング陽性問題である。これについてあまりにも対応がグダグダすぎる。
 一旦出場を停止しておいて、16歳以下は守られるべきなどと言う訳の分からない理由で擁護。未成年の犯罪者が匿名だったり刑が軽い事はあっても、無罪放免にはならない。
 その上で、後から何かしらの変更があったときの為に、本来フリーに進める24人を25人に修正。仮に彼女がメダル圏内ならメダルセレモニーは中止。何の意味もなさない。
 そして、この問題は、彼女一人が責任を負う問題ではない。15歳の少女が意図してドーピングするとは思えない。選手はその辺りは厳しく教えられているはずで、痛み止めや風邪薬でさえ気を遣う。マラソンの高橋選手がいつだったか高熱があったのに、ドーピングを気にして内服せずに試合に出たと聞いたこともある。
 うっかりドーピング・・・つまり、そのつもりがなくてうっかり服用してしまったということもあるかもしれないが、おじいちゃんのコップを使ったからとはあまりにも不自然。
 何より、もし組織的にドーピングが行われたのなら、15歳の少女にそれを回避する力はない。犯罪に手を染めさせた指導者たちこそ責められるべきである。知らずに飲まされたにせよ、知らされて飲まされたにせよ、断れないだろう。そういう国だと思う。
 ロシアの選手は本当に力もあり技もあり演技力も高い。ドーピングなど必要ない。なぜ、使い捨てるように若い選手を入れ替えてくるのか。そして、この薬の影響は、彼女たちの健康にこれから先悪影響があるのではないか。
 16歳以下の少女を守るということは、違反行為を見逃すことではなく、彼女たちの心身ともに健康な成長を見守ることであり、そのフォローをしていくことである。
 フィギュアスケートが大好きなだけに、腹立たしくてならない。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする