すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

たまご好きなくりりん

2017-06-21 23:06:33 | うちのキヨちゃん
 うちのくりりんは卵が大好きだ。あまり好き嫌いもなく、卵と唐揚げとハンバーグがあればご機嫌だと言えば、これは主婦にとって楽な人ではある。もっともハンバーグはキヨちゃんがあんまり好きではない(と本人はいう)ので、どうしても食卓に並ばない。
 だから、当然お弁当は卵焼きが必須である。男の子3人を育てたヨリちゃん母さんは、卵焼きに1パック朝使っていたそうである。卵毎日買わなきゃである。
 今私のお弁当も卵は4個である。それを卵焼きにして、4等分の3切れをくりりんに入れる。怪我する前は、早起きしておかずも沢山だったが、今は本当に卵焼き以外は1~2品で、レンチンも使う。それでも、くりりんは食べてくれるのだが、お野菜は嫌いではないが無くても平気な人なので、彩りもあるので何とか入れようと考える。
 そこで残念なのが、ほとんど好き嫌いが無いくりりんだが、きゅうりが苦手だ。そのくせポテトサラダにきゅうりは必須である。
 「脇役としてはいいのだけど、主役はダメ。」
らしい。
 キュウリも漬物なら、ほんの少しは食べるが、青臭さがダメで生は食べない。だから、パプリカやキャベツやレタスやトマトが入るようになる。
 一方キヨちゃんは卵は生か目玉焼きか半熟のゆで卵は食べるが、卵焼きは好きではない。だから、お弁当に卵を使っても、キヨちゃんのお昼ご飯に卵焼きを残すと言う事は無い。
 しかし、この前サンドイッチをくりりんのお弁当にした時だ。休日で客が多く食べる時間もないかもしれないので、カツサンドと卵サンドと言うくりりんにとっての「テッパン」を作った。その時の卵フィリングが残ったので、朝のキヨちゃんのトーストに出したら大好評。
 とは言え、キヨちゃんは忘れているが、昔キヨちゃんが作ってくれたサンドイッチも卵サンドだった。なのに、初めての出会いのように、
 「何ていうもんで?美味しいなあ。」
と感動しきり。刻んだゆで卵をマヨネーズで和えただけと言っても昔作った記憶は無いようだった。
 そんなキヨちゃんが、
 「今度〇〇ちゃんの所に行ったら、これが美味しいけん、教えてあげよう。」
と言い出した。その〇〇ちゃんとは、飲食店まで開いていた人である。
 お願いだから思いとどまって欲しい。相手も戸惑うだろうし、私にしてももっと良いものを作った場合に言って欲しい。恥ずかしいじゃないか。

     

にほんブログ村ここをクリックしてお立ち寄りください。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする