みちのくの山野草

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八幡平(9/30、初見?アザミの仲間)

2016-10-02 08:00:00 | 岩手山・八幡平
 さて、この9月30日に訪れた八幡平で出会った初見と思われるアザミがあって、それは次のようなものだった。
《1 》(平成28年9月30日撮影)

《2 》(平成28年9月30日撮影)

《3 》(平成28年9月30日撮影)

《4 》(平成28年9月30日撮影)

《5 》(平成28年9月30日撮影)

《6 》(平成28年9月30日撮影)

《7 》(平成28年9月30日撮影)

 この時期、八幡平のアザミの仲間は殆どが、枯れているか、果実を付けたものばかりで、花が盛りのものはほぼ見られなかった。ところがこれは今が花の盛りで、しかも、これ程総苞片が見事に反り返っているものを私は今までに見た記憶がない。ちなみに、葉は茎を抱いてもいない。さて、この初見?と思われるアザミは一体何者なのだろうか。

 そこで、『八幡平の不思議』(高橋喜平著、岩手日報社)を開いてみた。喜平が発見した「ハチマンタイアザミ」に関する報告書である。同書によれば、八幡平には、ナンブアザミ、ノハラアザミ、ウゴアザミ、サワアザミ、オニアザミ、ノアザミ、ミネアザミ、オオノアザミ(アオモリアザミ)、ハナマキアザミ、ガンジュアザミ、ハリオニアザミ、ダキバヒメアザミ、モリアザミの計13種があり、さらに喜平が発見したハチマンタイアザミとを合わせて全部で14種類があるという。
 これらのうちで私が(八幡平に限るわけではなく他の場所のものも含むが)確認できているものは以下のとおり。
 なお、ハリオニアザミについては私は確認できずにいる。素晴らしいアザミの図鑑『国立科学博物館植物研究部 日本のアザミ』があるが、この図鑑にはハリオニアザミは載ってはいない。

 さてこのアザミ一体何というアザミなのだろうか。

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