日活は『風の又三郎』の撮影のために大迫に来ていた

　昨日(1/16)午後、『早池峰と賢治の展示館』を訪ねたところ、館長の浅沼利一郎さんから、このブログのトップに掲げたような新聞記事を見せて貰った。
《1　『早池峰と賢治の展示館』》(平成29年１月16日撮影)

《2 》(平成29年１月16日撮影)

《3 》(平成29年１月16日撮影)

《3 『稗貫郡役所』》(平成29年１月16日撮影)


　承知のように、巷間『風の又三郎』に登場する小学校は江刺人首の『木細工小学校』がモデルだとなっていても、浅沼さんの仰有るとおり、大迫の外川目の『火の又分教場』や『沢崎分教場』を訪ねてみるとそのモデルにふさわしいのはこちら、特に沢崎分教場かなとやはり私も思ってしまう。
　さてこの『風の又三郎』に関して、実は最近発見された菅原隆太郎宛宮沢清六書簡から、

　日活は１９40年（昭和15年）8月8日～8月23日の間、岩手県で『風の又三郎』のロケを行ったが、同月17日には大迫でタバコ畑の撮影を行った。

というようなことなどが判ったという新聞記事であった。つまり、日活は当時実際に大迫にも『風の又三郎』の撮影に来ていたということになりそうだ。

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