みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

網走での、市民の方々からのご親切に感謝申し上げます

2019-08-03 10:00:00 | 北海道
《ムシャリンドウ(武佐竜胆)》(平成31年7月31日撮影)
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謹啓
 網走市長 様
 私は、岩手県花巻市に住まう72歳の鈴木守と申します。
 まずは、ご多忙中の市長様にお手を煩わせることとなり、申し訳ございません。
 さりながら、この度の網走市訪問の際に私が同市民の方々から賜りましたご援助とご親切を是非知って頂きたいが故に、このお手紙を認めておりますので、どうかお許しください。

 私は、去る7月16日、同市のバスターミナルの⑤のバス停にて、小清水原生花園行きのバスを待っておりました。ところがその際に、ちょっとよろめいてしまって歩道に倒れてしまいました(後で判ったことですが、私はこの時夏風邪を引き始めていたのでした)。
 いつもなら、すぐに立ち上がれるのですが、背負っていたザックの重さもあってか立ち上がれずにおりました。すると、すぐに何人かの市民の方々が近づいて来てくださって、私を助け起こして下さいました。
 そして、『これから原生花園は行く予定です』と話しますと、その中のお一人が、『明日も天気が良さそうですから、明日にしたらどうですか』とおっしゃって、今日はどこに泊まるのですかと尋ねるのでした。
 そこで私は、『北海ホテルです』と答えましたところ、その方はタクシーを呼び止めてすぐさま同ホテルへ連れて行ってくださいました。しかも、タクシー代を払おうとしましたならば、その方が払ってくださいました。
 
 そして翌日の17日、お陰様で小清水原生花園に行くことが出来、しかも長年の夢でありました「ムシャリンドウ(武佐竜胆)の花」に、人生で初めて見えることが出来ました。

 お陰様でやっと夏風邪も大分治り、今になってその時のご親切を改めて思い出し、感謝しているのですが、特に16日にお世話になった方々にはしっかりと御礼もしないままに岩手に戻ったことを恥じ入っております。
 
 そこで、今後困っている方がおられましたならば、私も網走の市民の方々を見習って、できる限り親切に致しますことをお約束申し上げ、改めてその際にお世話になりました市民の皆様方に感謝申し上げます。
 そしてまた、市長様のますますのご活躍と、網走市のますますの発展をお祈りしております。

    網走の人皆優し武佐竜胆
謹白
令和元年7月25日
鈴木 守
網走市長 様

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 先の網走行では、網走の市民の方々に大変お世話になりました。ただし、旅先ではそのご厚意に甘えただけで、御礼も不十分なままで花巻に戻ってしまいました。そして、夏風邪がやっと治ってその際のことを振り返り、その時のご親切とご援助に感謝するとともに、自分の至らなさを恥じました。
 そこで、上掲のような書面にて7月25日に網走市長様にその顛末をご報告いたしました。そして今度は、拙ブログにそれを掲載することを通じて、お世話になりました網走の方々に御礼を申し上げたいと思います。

 本当にありがとうございました。

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2 コメント

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お大切に (nenemu8921)
2019-08-03 21:23:50
熱中症でなくてよかったですね。
網走の人が親切にしてくださったのは、鈴木さんのお人柄に惹かれたからでしょう。
何よりでした。
ムシャリンドウ、出会てよかったですね。
UPでみせてほしいなあ。
ラショウモンカズラに似ているように見えますが。

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網走の方々は本当に親切でした (nenemu8921 様)
2019-08-03 22:13:27
nenemu8921 様
 はい、熱中症でなくてよかったのですが、網走の方々は見知らぬこの年寄りに大変親切にして下さいまして、私は感謝をするとともにお詫びしたいです。なにしろ、御礼の言葉も不十分なままに岩手に戻ってしまいましたので。
 それから、ムシャリンドウにつきましては間近に見ることはできず、遠くから「秘すれば花」状態を眺めるだけでした。でも、私はそれだけでも十分満足でした。
 最初、自分では見つけることが出来なかったのですが、監視員の方に「岩手の花巻から、ムシャリンドウの花を観たくてやって参りました。どんなところに咲いているのでしょうか」とお尋ねしましたならば、「昔は沢山咲いていたのですが、今は間近に見ることはできませんが遠くからであれば眺められますよ」と、その場所迄案内してもらったのでした。
 なお、その遠くからのムシャリンドウにつきましては、

  『小清水原生花園』(7/17、ムシャリンドウ(改訂))
https://blog.goo.ne.jp/suzukishuhoku/e/25c8641e39a638f08decb5790e80431b

をご覧下さい。確かに、ラショウモンカズラに似ており、リンドウ科ではなくシソ科のようです。

                                                   鈴木 守
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