鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

富士障がい者家族会総会

2012年04月24日 | 議会活動

平成24年4月23日(月)

 

 富士障がい者家族会みつまた会総会に出席させていただきました。この会は障がい者家族の共通した悩みを解決するために、会員相互の親睦を図りながら、家庭環境の改善、地域社会における正しい精神保健の普及啓蒙に努め、関係者が幸せな社会生活ができる環境を目指すことを目的とした市民団体です。精神障がい者就労支援施設であるNPO法人 ポプリ内に事務局を置き、本会以外に二つの家族会と連携しながら、先に述べた目標達成のために活動しています。

 

 私はこの団体の役員を務める方から声をかけていただき、昨年に続き、2回目の参加となります。

(総会の様子)

 

 総会の来賓として、(公)静岡県精神保健福祉会連合会の杉本常務理事からご挨拶があり、(1)精神障がい者の所得は、年間20万円以下の方が88%もいる現状では自立はほど遠く、就労と所得増への期待が大きい。(2)医療費支援では、県内において本年10月から1級の障がい者に対する医療費補助が始まることを歓迎するが、2級の方でも就労することが困難であるために、補助の拡充が望まれる。(3)災害発生時あるいは避難場所において障がい者が安全で安心できる場所の確保。など、現場の実情を訴えていました。

 続いて、私も一言ご挨拶を申し上げたことは、静岡県の平成24年度障がい者福祉に関する事業の内、「障がいのある方の自立と社会参加」の視点から、(1)県発達障がい者支援センターの相談員増員と相談回数の拡充について(特に東部地区の現状を捉えて)。(2)「障がい者働く幸せ創出センター」における、就労支援施設への県の支援策等について。(3)障がい者の社会生活におけるノーマライゼーションのための普及啓発について。(4)災害発生時の防災対策における精神障がい者の方々への配慮。等について意見を述べさせていただきました。

 総会では、事業報告の中から、同じ境遇で生活している家族会どうしの交流や、研修などを通して障がい者およびその家族が支え合っている姿が浮き彫りになりましたが、一方で、一般市民の関わりが充分ではない状況も感じました。双方がもっと歩み寄れる、理解が進む活動を支援していきたいと感じました。

 昨年は市長との懇談も実現し、今後も継続していくことで、行政への政策提言も行っていきたいとの説明もありました。

 

 決算・予算では、収入は会費が主であり、活動を活性化にするためには様々な方面から、アイデアや資金面での支援も必要と感じました。

 

 県政の場において、今回の見聞を活かし更なる現場の情報収集に努め、機会ある毎に声を上げていきたいと思います。

 

第2部は退席してしまいましたが、富士保健福祉センターの保健師による「当事者と家族が安心して生活していくために」との主題で、精神福祉業務に携わっての基調講演が行われました。

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