鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

南海トラフ地震臨時情報発令

2024年08月10日 | 議会活動
令和6年8月10日(土)

 8日午後4時43分、宮崎県南部日向灘を震源域とするマグニチュード7.1の地震が発生し、震源域に近い宮崎県日南市では、震度6弱を観測しました。この地震により一部の建物崩壊や数人の怪我人が出ました。

 気象庁は、南海トラフ地震の想定震源域内で発生したことで、発生後の午後7時15分には、初となる「臨時情報(巨大地震注意)」を発表しています。
 静岡県は、南海トラフ地震の想定震源域の東端に当たり、本県でもこの臨時情報に関し知事が県民向けに記者会見を行いました。

 直後に県庁から私に届いた記者会見報告では、次のような内容が書かれていました。
 過去のデータでは、モーメントマグニチュード7.0以上の地震が発生した1,437回の事例のうち6回の事例で、「7日以内」に、モーメントマグニチュード8クラス以上の巨大な地震が発生しています。
 このデータには、平成23 年の東北地方太平洋沖地震が発生した2日前に、モーメントマグニチュード7クラスの地震が発生していた事例が含まれます。
 このことから静岡県を含む南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて高まっていると考えられます。
 今後、もしも最大規模の地震が発生した場合、県内の広い範囲で強い揺れや、高い津波が発生するおそれがあります。
 このため、19時15分に、気象庁から、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されました。
 静岡県では大規模地震の発生可能性が平常時に比べて高まっていることから、県民の皆様には、「日頃からの地震の備えの再確認」及び、「地震が発生したらすぐに避難するための準備」をお願いします。

 本県においては、現在、県内で震度5弱の地震が発生した場合と同様の「警戒体制」を配備し、情報収集等に当たっています。

 これは訓練ではありません。私は地震発生時刻に外で仕事をしていましたが、何も感じませんでした。帰宅後のテレビニュースを見て知り、改めて南海トラフ地震想定震源域の広さを感じています。

 県議会では、これまで何度も南海トラフ地震対策について議論してきました。地震が間近に迫っているとの状況に、身を引き締めて取り組んでいかねばなりません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする