令和2年9月7日(月)
最近、家族の話題にヤモリを見かける機会が増えたことが上がります。ヤモリは害虫などを捕食して家を守ってくれる、まさに「家守」と言われています。
増えた理由は分かりません。夜になると外灯の周りや電気のついた部屋の外窓に張り付き、最初は驚きましたが今では愛くるしさも感じます。夜間、明るいところに出没するのは、餌となる虫が集まりやすいことがありそうです。
我が家で見かけるヤモリは大きさが10cmに満たないものが多く、図鑑などで調べたところ、ニホンヤモリの場合は10cmから14cmくらいだそうで、まだ成長の途中なのか、別の種類なのか判断はつきません。色は白っぽく、資料の写真と同じように見えます。
かつて、仕事で東南アジアに出かけていた頃、この姿はよく見かけました。タイでは「トッケ」と呼んでいました。鳴き声がそのように聞こえるからと説明を受けたことがありました。まさか、温暖化の影響で日本にやってきたのではという冗談めいた話題も出ました。
私の子どもの頃からの経験では、ヤモリを見たことはほとんど記憶にありませんが、最近見かける現象が余計気になります。元々、爬虫類は苦手なので関心がなかったことや避けてきたこともその原因かもしれません。
しかし、最近新聞記事などに取り上げられるのが、県内で発見された「シロマダラ」という蛇があります。蛇が一番苦手なので写真を見るとそれだけで目を背けたくなりますが、その生息がどんどん見られなくなっているというものでした。そういえば、私の子どもの頃は近くの水辺や草むらなどに、マムシやヤマカガシが棲んでいるのを見かけましたが、今では一切見ることがありません。どうかするとアオダイショウは見かけますが、1m超えの私にとって見れば大型としか見えない姿には、驚きであると同時に足がすくんでしまいます。蛇のことはどうでも良いのですが、生息域がどんどん狭まっていることから同じ爬虫類なので少し触れてみました。
ニホンヤモリについて「静岡県版爬虫類レッドリスト2020」を確認したところ、「要注目種」となっています。同扱いには「クサガメ」もあり、現在、どこでも見られる種ではないことが分かります。何故、我が家で頻繁に見られるようになったか理由は分かりませんが、よく見るとかわいい姿で「家守」を標榜することで唯一受け入れられるヤモリを、これからも注視していきたいと思います。
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