三瓶山北の原の遊歩道を歩いていると、ひざ丈ほどの低い木が実をつけていました。
ガイドさんによると多雪地帯に特有のハイイヌガヤ:這犬榧(イヌガヤ科イヌガヤ属)とのことでした。
北海道、本州の日本海側の多雪地帯に適応したイヌガヤの変種で、環境に適応して匍匐形の樹形になっています。幹の下部は地面を這い先端は斜上します。
種子は開花した翌年の秋に熟し、外種皮は柔らかくて甘みがあり食べられるそうです。
ユキツバキ、ヒメアオキ、エゾユズリハなどの日本海要素の常緑匍匐性植物の仲間で、その樹高は、写真の葉の間から見える地面の近さからでも見て取れます。