新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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ミヤマナラ:深山楢(晩夏の花と実・八方尾根15)

2012-10-10 07:34:40 | 植物観察1日1題
ミヤマナラ:深山楢(ブナ科コナラ属)が可愛い実をつけていました(9月1日撮影)。本州の中部地方以北の亜高山帯に生える雌雄同種の落葉低木で、積雪の多い日本海に多く、風当たりの強い斜面や尾根筋に多く生えます。
幹の下部は地に伏し、よく分枝して高さ1.5~5mになります。互生する葉は長さ5~11cm、幅2.5~7cmの倒卵状長楕円形で先はややとがり、基部はくさび状に細くなって短い柄に続き、ふちには鋭い鋸歯があります。
低地の普通のナラは、秋にさえない茶褐色に色づきますが、ミヤマナラの紅葉はかなりきれいなものです。(06年10月14日記事)撮影時青々していたミヤマナラも今は色づいているはずです。
8月30日~9月1日の五竜尾根、栂池高原、八方尾根で観察した植物をシリーズで紹介してきましたが、できるだけ多く取り上げようとしたため、ずいぶん長くなり、季節のずれも大きくなってしまったことをお詫びします。