ミヤマタンポポ:深山蒲公英(晩夏の花と実・八方尾根13) 2012-10-07 08:29:30 | 植物観察1日1題 八方池の周辺にミヤマタンポポ:深山蒲公英(キク科タンポポ属)が群生していました。 白山から日本アルプス北部、妙高、戸隠にかけての高山帯の岩礫地や草地に特産する多年草です。 タンポポの仲間はおもに総苞片の形や突起で区別されますが、ミヤマタンポポの総苞には突起がないのが特徴といい、舌状花の筒部の長さは約5mmで色が浅いというのですが、他種との区別はたやすくはないようです。 むしろ特徴があるように見えたのは、冠毛が車状についた果実でした。そう果は長さ3.5~4mmの狭卵形で淡褐色、先端は細く伸びて長さ8~9mmの冠毛柄になります。