簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
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県道・原尾島-番町線 (西大寺鉄道廃線跡を歩く)

2021-09-13 | Weblog
 駅跡を出て、店舗や住宅、事務所等が混在する、猥雑な町並を抜ける。
線路跡の道は国富地区から原尾島地区に到り、県道402号「原尾島・番
町線」を横断する。
この道は、国道2号線(現250号線)の原尾島交差点と、国道53号線の
番町交差点の間、2.3㎞を結ぶ全線片側2車線の都市計画道路である。





 県道を辿ると中区役所が有り、大型パチンコ店や飲食店、ショッピ
ングモール、自動車販売店、銀行の支店、警察署などが立ち並ぶ広々
として賑やかな町並を目にすることが出来る。

 そんな通りを一歩中に入ると、表の喧噪とは別世界で、戸建ての住
宅に混じり、比較的大規模なマンションや共同住宅等が犇めき、市中
心部に至近のベッドタウン的な様相を見せている。





 この県道は、戦後の市街地復興策の一環で、高度経済成長期に爆発的
に増え続ける自動車に対応する為の道造りと位置づけられ計画された。
途中の出石地区と浜地区の間を流れる旭川には、新しく「新鶴見橋」を
架ける事も計画された。

 出石地区には、路面電車・番町線の路線もあったが、この都市計画道
路に道を譲り廃線となっている。
県道は、昭和46(1971)年、「新鶴見橋」の完成を待って開通した。





 線路跡の道は、そんな県道を越えて進む。
ここら辺りでは道路に転用されたのでは・・と思えるような道もあるが、
多くは住宅マンションが立ち並び、これが線路跡だと中々特定できない。
当時駅も有ったらしいが、場所も変わり一時廃止されたりしているらし
く、駅跡や線路跡を示すサインも何も無い。(続)

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