道の駅・湯西川は、標高600m付近にあり、目の前に五十里湖(いかりこ)が広
がり、錦秋の山々に囲まれた絶景のロケーションに位置している。
湯西川温泉や鬼怒川温泉に向かうバスや、湖を巡る水陸両用バスなどの発着
点として、湯西川観光の拠点となっている。
今晩の宿を取っている湯西川温泉に向かうため、野岩鉄道の湯西川温泉駅で降
りたのだが、温泉行バスは鉄道との接続もなく、ここで1時間以上も待つことになる。
道の駅の売店では地元の野菜や果物、キノコ、名物お菓子、日光ゆばや漬物に
交じり、名産イチゴを練り込んだパンや、サンショウウオの燻製などと言ったものが
並べられている。
地元産食材を使った食事を提供する食堂があり、ダムカレーが人気だとか。
喫茶スペースには観光案内所も設けられている。
表の屋台では、鹿肉コロッケ、イワナの塩焼きや郷土料理「ばんだいもち」などが
売られている。これはうるち米をつき固めた団子を焼いて砂糖味噌を塗したものだ。
会津地方にも「しんごろう」と言われる自家製のじゅうねん(えごまみそ)を塗る郷土
料理が有ったが、同じようなものらしい。
館の二階は天然温泉が楽しめる日帰り入浴施設となっている。
この時期なら水陸両用バスでのダム湖探検ツアーで冷えた身体を温めるには丁度
良いのかもしれない。
バス待ちで、時間も有ったので温泉と言う選択肢も考えたが、宿に着けばすぐに
温泉が待っていることを思うと億劫で、結局館の前にある無料で利用できる足湯に
浸かり時間潰しをするのである。(続)
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