青森といえば、ねぷた
縄文ワールドの遺跡を訪ねて旅行した青森県と秋田県。出掛ける前から「美味しい名物」を下調べしておきました。
青森市では、海鮮丼を食べようと、海鮮市場内の食堂へ行きましたが、ネットの情報が少し古かったみたいで、思惑と違いました。やはり観光客相手の場所は、当てが外れることが多いです。
青森から鹿角市へは、奥羽本線の特急つがるを利用しました。車窓から見える真っ赤に熟した林檎が美しい、リンゴ畑が目を楽しませてくれました。所々に何か蔓の植物の畑もありました。青森県は山芋の産地でもあるんですね。ホテルで食べた「とろろ」が美味しかったです。 列車が秋田県へ入ると、山深くなっていきます。沿線には温泉地が点々とあり、そこに駅があります。大館駅を降りると、巨大なきりたんぽ鍋の作り物が展示してありました。あー早くきりたんぽ食べたい~。と思いながら、駅前にある駅弁屋さんがやっている食堂に入ります。大館は比内地鶏で有名な比内に近く、比内地鶏を使っているのかどうかは知りませんが、鶏飯の駅弁が売られています。お弁当は駅や百貨店の売店でも売っているそうですが、同じものが食堂だと、ご飯がわっぱに入っていて、サラダと味噌汁、白和え、漬物付きでお弁当と同じ値段で食べれます。 鶏ごはんが美味しかったのはもちろんですが、サラダにのっていたスモークサーモンとトビコがめちゃ旨。お味噌汁の具はジュンサイ…という豪華さ。立ち寄って大正解でした。大湯環状列石のストーンサークル館の女性職員の方も「おいしいですよね」と言っていました。 その大湯環状列石のある鹿角市が、きりたんぽ発祥の地だそうで…。宿泊先の夕食が郷土料理コースだったので、きりたんぽ鍋、鮎、ヒメマス、稲庭うどんなどいただきました。きりたんぽはスーパーで売っているのを買って食べたことありましたが、本場は違います。比内地鶏のお汁の出汁が、すごく美味しくて全部飲んでしまいました。
地酒も美味しかったです。
稲庭うどんも、本場のは麺が違います。ぺなぺなしてるのに、ツルツルしこしこ。
弘前城:ほんとは城でなく、櫓。
帰りは弘前市へ立ち寄りました。市役所の前に観光館という立派な施設があって、津軽の伝統工芸品やねぷた祭の屋台、西洋建築物などを見学(無料)し、受付の方に美味しいラーメン屋さんを尋ねました。事前情報によると、青森はラーメンが美味しいということだったので、市役所の隣りにあるラーメン店へ入りました。 メニューは、ラーメン普通・大しかありません。これは期待できます。魚介出汁がきいたラーメンだという情報から、巷にあるような魚介出汁粉がかかった味の濃い和風ラーメンかと思っていたら、スープは澄んでいて上品なあっさり味の魚介出汁で、自分の好みにピッタリでした。麩がのっているのが、特徴みたいです。
青森空港で待ち時間に入ったイタリアンな軽食屋さんで、期待しないで注文したピザがものすごく美味しかったです。帆立とエビの「おすすめピザ」だったのですが、旬の帆立は新鮮で甘く、エビもぷりっぷり。チーズもたっぷりでした。店員さんの話では、帆立は朝仕入れたものを使っているのだとか。思わぬところで美味しい出会いがありました。縄文人も美味しい海の幸を食べてたのでしょうね。