温度計用の車体側の配線を整備します。
前もって車体側には、温度測定用の配線は引き込んでいます。
ますは、エンジンルーム側 ケーブル先端のコネクタが違う物なので・・・
センサーにカシメた端子に変更します。
室内側はケーブルを切り放しで、運転席側アンダーカバー右側のコンソール
辺りから出しています。
こちらも 圧着端子をカシメます。。。
僕のSLは、アクセサリー電源用にコンセント(ヘラーコンセント)を
ご覧の位置に増設して有って、温度計電源はここから採ることにします。
さて、温度計用の入力電源ですが 室内での確認とは違って
車載のバッテリーからの電源と成るので出力電圧を確認する事に・・・。
こちらは、改造に付与したDC-DCコンバーター(安定化電源)の
性能確認ですね。。。
で、上の画像がイグニッションONでエンジンが始動していない時の状態。
車体側 電圧12Vで、出力1.52Vです。。。
で、こちらがエンジンを始動してアイドリング状態。
発電していて車体側電圧は約13.3Vですが、DC-DC電源は
1.52Vと変化は有りませんでした。。。これ位の電圧変化では
全然問題無いようです。
・・・ん、結構 優秀な安定化電源ですね・・・(^_^)v
次に 今回の温度計の信頼性・・・と、言うか精度の確認をしました。
実際は、既に設置済みの市販温度計との測定値の差異を確認します。
既設の温度計は、室内・外を計れる物で まずは室内の温度測定確認。。。
差異は、0.7℃程なので今回の目的からすれば問題ないレベルですね。
次に 同じ温度計との室外温度の差異の確認を実施です。
上の画像は、設置済みの温度計の室外温度測定のセンサー部分に
今回のイグナイター測定用のセンサーを接触させているところ。。。
既設の温度表示 14.1℃ に対して、、、、
今回の温度計では、14.6℃ でした。
こちらの部分では、約0.5℃ の差異です。。。
・・・ま、測定誤差範囲かな~ (^_^;)
ところで、イグナイター温度測定では 室外(大気)温度は意外と重要で
イグナイターでは、温度上昇分を知りたい訳で 大気温度は上昇温度の
基準と成ります。
・・・つまりイグナイターの温度から大気温度を引いた値が上昇温度となる訳で
例えば、大気温度20℃の時にイグナイター測定温度が40℃の場合
大気温度30℃の時は、大気温度の差分がプラスされて50℃に成ります。
・・・これ、理論上ですが・・・(^^)
今回の温度測定でも 大気温度を同時に計測することが肝心な事になります。
お次は、温度センサーまでのケーブル長の違いによる測定表示の差異を
確認しました。
今回使用の「どこでも温度計」では、元々のセンサーケーブルの長さは1mです。
商品としては、1mで測定温度補償をする訳ですが 今回の使用では
運転席からイグナイターの有るボンネット前方まで ケーブルを延長加工
して有ります。電子的温度測定では温度変化により電気的特性が変化する素子を
センサーに使用しますが、僕の知る限り温度変化による電気特性の
変化は、抵抗値です。
従って、ケーブル長が変化すれば、抵抗値も変わる訳で 温度表示も
当然ながら幾ばくかの差異が有るハズです。
今回は、それを確認する事になります。
結果、ほぼ純正指定の1mの場合 23.9℃。
同じ測定場所で約2mの延長ケーブル使用で、22.4℃ となりました。
約1.5℃程 低めに表示されるようです。。。
・・・総じて、今回の取り付け時の確認では
2℃以内の測定誤差が発生する様で、余程 精密な測定を望まない限りは
まず 問題にならないレベルと個人的には判断します。。。(^^)/
事前の確認が終わって、温度センサーは ボンネットこの部分の・・・
イグナイターの表蓋 表面に設置しました。
設置後、ちょこっと車を走行させて確認しましたが
イグナイター表面温度は、外気温約22℃で
走行時 40~50℃。
停止時 50~60℃
程の様でした。。。
キッチリした測定は、データーシートを作成して
別途測定予定です。。。(^_^)v
つづく
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