今日は、久々にバイクのメンテナンスをしました。
以前、バッテリーの交換後の試走でアイドリングが不整脈を打っていました。
と、アイドルで明らかに左右でバラツキが有って完全にバランスが崩れてて
なにげにブスンブスンといった状態。。。(>_<)
中速~高速域では、特に問題は無く アイドリング時の調子が全然おかしい・・・。
それとは別に、そろそろ夏用のセッティングに変えなきゃって思って
いたところでもあったんですね。
僕のバイクは、20年以上前のものです。キャブレータも同様で純正とは
違った物が着いていますが、これまた CRキャブレータと言って 大昔、
レースシーンでホンダのバイクが一世を風靡した時代に大活躍をした
超お古いレーシングタイプの物が着いています。(^_^)v
現代の電気的に制御されたインジェクション・キャブとは違っていて
セッティングなんかは、人の手による 所謂アナログ的にやらなければ
成りません。と、かなり手の掛るキャブなのです。・・・が、
その独特な存在感と、元の生まれはレーシング・キャブレータなので
バッチリとセッティングされていれば、かなり気持ちの良いフィールなので
僕は結構気に入っています。。。(^_^)v
以前乗っていたドカティもデロルト(マロッシュ)のレーシングキャブが
着いていて 季節によって調整を変えないとまともに走らないといった物
でしたし・・・。
まあ、逆に僕みたいに自分でイジルといった事が好きな人間にとっては
格好の素材では有りますかね。。。(^_^)v
さて、まずは フロート油面位置の確認から。。。
右側のキャブから実施です。フロート室を外して燃料コックをONし
フロートをゆっくり下の方に動かしてフロートバルブからガソリンが
流れ出て来る時のフロート位置を確認します。フロート底面がフロート室と
ほぼ水平であればOK。
寸法値では、僕の場合 13.5mm程でした。右側はKOです。。。
続いて、左側キャブを確認。。。こっちは、かなり油面が低くて
16.8mm程も有りました。・・・左右のバランスがNGだった原因は
この辺かもしれません。 こちらは、修正が必要です。。。
フロートとフロートバルブを外します。
位置の調整は、フロートバルブを抑える板金部分を曲げて修正します。
・・・自然吸気キャブのフロート油面調整は、どれもこんな方法なんですが
正にアナログチックですね。。。(^^;)
修正しては組み込んで確認・・・の繰り返しのカット・アンド・トライ。
今回は、2回ほどのやり直しでOKと成りました。
目視と寸法測定での確認。・・・で、OK (^^)/
次は、アイドル調整です。エンジンを始動、暖気運転後に
スロージェットとアイドル・エアスクリューで最適な混合気を
調整するのですが、以前ここ
http://www.ritmo-sereno.com/
で、低速~高速域までの各ジェット類のセッティング出しは実施済みなので
今回は、エア・スクリューでの調整のみの実施です。
一杯に締め込んで1回転緩めます。で、エンジン始動後 徐々にスクリューを
緩めていって 力強く安定した爆発の有る箇所を探っていきます。
僕の調整方法は、マフラーからの排圧を手で感じ取りながら同時に排気音の
具合を聞き取るといった チョー古典的な方法です。(^^;)
ワオ~ッ、アナログ~ゥ d(≧v≦)
バッチリ出た時は、ポンポンポンとハッキリとした排圧が感じ取れます。
また、掌にはジットリと湿気(完全燃焼の証の水分)も感じ取れますね。
2気筒なので当然、反対側も有るんで 交互に少しずつ詰めて行くって
やり方ですね。
エア・スクリューで丁度良い混合気に成るとアイドルスピードも上がるんで
並行してアイドル・スクリューでスピード(回転数)を調整します。
・・・こうやって左右のキャブを交互に少しづつ合わせ込んで行きます。
僕のバイクの規定アイドル・スピードは、800~1100rpmで
今回は、5~6分で1000rpmの安定したアイドリング調整を
実施出来ました。(^_^)v
アイドルセッティングが出たらお次は左右キャブの同調を確認します。
スロットル・グリップを開けた時に左右キャブレータが同時に動作する
様に調整します。。。
具体的には、左右のスロットル・ケーブルの遊びを調整する事になります。
僕のやり方は、まず右側キャブのケーブルの遊びを正規に調整後
右手で、スロットル・グリップを握り 左手で右側キャブのスロットルリンクの
稼動部である写真の部分を触れて・・・
左側キャブのリンク可動部の動きのタイミングを目視で確認するって方法。。。
今回は、左側キャブがかなり先に動き出す状態でした。
(右側に比べて左側スロットル・ケーブルの遊びが少ない状態)
んな、訳で左側のケーブルの遊びを調整して左右の同調を取ります。
調整後は、ロック・ナットを確実に固定して完成です。(^^)/
この後、ガス補給を兼ねて 10km程様子見走行を実施。。。
アイドリングも1000rpmで安定していて、繋がりもgood(^^)
これで、この夏は気持ちよく走れるってもんです。。。
おしまい
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・・・これ、アイドルジェットが有っていないか、ジェットに詰まりとか有るかも知れませんね~
油面高さは、フロートがキャブボディと平行で良いと思います。測定値は、13.5mm程でした。
僕のRSは中古購入で、購入時すでに装着済みでした。
それと、リアフェンダーのナンバープレート下辺りに
フジイのステッカーが張られていますね・・・(^_^)