散歩

派遣友と大きな池？を
のぞいている

あんこう？のような
異様な容貌の魚が
へりのすぐそばまで来て

なにか食べ物をくれと
大口を開けるので

じゃらしみたいなのを
口元へ持っていくと
手まで食われそうになって
慌てて引っ込める

口から中が１つの空洞に
なっているのがよく見えて

私：
もう１匹、魚いるじゃん！
まだ生きてるよ！

ゆっくり消化するのか
小さな鯉みたいなのが
お腹の中にあるちょっとの水の中で
普通に泳いでいる

あんこう？が口を閉じると
笑っているような
愛嬌のある顔に見えて

私＆派遣友：笑ってる！ｗ

と声がそろう

私：女の子もいる！

長い黒髪で
フリルの可愛い服を着た
人形のように可愛い女の子が
鯉のような魚と遊んでいる

魚の腹の中で
怖くないのだろうか？
いつでも出られると思っているのかも

＊

その場を離れて
どこに行くというあてもなく
車の走るまっすぐな道路脇を
並んで歩きながら

私：この夏休みどう過ごすの？

派遣友：右足の上に左足をのせたり・・・

？？？

相変わらず、サラっと面白いことを言う
クールだけど寂しがり屋な人

派遣友：〇〇さん（私）は？

私は毎年、実家に帰り
別にやることもなく数日過ごして
アパートに帰る
というようなことを話すと

派遣友：ずっと１人じゃん

私：
私、１人のほうがずっとラク！
まあ、実家の親友と
たぶんどこかでお茶したりするだろうけど
大して面白くない
いつも同じような話してｗ

実家にいてもやることないから
アパート帰ったほうが
好きな時に行きたい所に行けるし
出かけたくない時は家にいて・・・

と、とりとめもない話をしながら
こうして久々、派遣友と散歩して
このまま別れちゃうのが惜しくて

どこかでお茶するか
なにか食べ物を買って
どこかに座って
食べながら
ダラダラ喋っていたい

天気も良くて
暑すぎず、寒すぎず

この丁度いい距離感が
とても心地良い