長居

動物の写真と
男性の顔のアップが表紙の
雑誌２冊を片手に持っている

知人のＮさんが言う
記事の部分の表紙を向ける

私は普段、新聞、雑誌は読まないし
ニュースも見ないから
間違えないよう必死だが
顔には出さない

Ｎさんはとても頭の良い
鳥の話をする

これは映像が流れる

先輩の鳥が後輩の鳥
数羽を教育している

落ち着きのない１羽に
即効くちばしでつつくと
大人しくなる

Ｎ：スゴイよね

私：
鳥もすごいけど
飼っているおばあさんもすごいと思う

このやりとりの間
時々Ｎさんは

Ｎ：そろそろ帰ったほうがいいんじゃない？

とさり気なく言っていたのに

私：はい

と流していたが
ふと気づいたら
もう辺りが暗い

私：
こんな時間！
すみません、気づかなくて
もう帰ります
申し訳ない/汗

一緒にいた兄は
先に気づいていて
もう帰る支度ができて
こちらを仕方なさそうに見ている

２階から１階に移動する

私は急に寝起きのような
くしゃくしゃの髪で
今から洗面所を借りて整えるのに
また時間がかかるなと焦る

数色のボールペンの先を
両手でこじ開けて
裸足の右足で履こうとして（！？
なかなか履けない

私：靴下は・・・？

Ｎさんの夫：靴下

と１足渡してくれて

私：ありがとうございます！

Ｎさんの旦那さんに会うのは
これが初めてで

いつもどんな人だろうと思っていたが
想像通りおっとりして
優しいとてもいい人

友人からきたハガキ？を見せてくれる

Ｎさんの夫：これ、すごいよね

鳥が複数いる油絵みたいな
絵が描かれている

私：
知ってます！
これ、スタンプをペタペタ押した上に
自分で好きな色を塗るんですよね
スゴイですよね！

Ｎさんの旦那さんは
いかにも感心したよ様子で

私のせいで夕食が遅れたことなど
全然気にしていない感じ

さり気ない気遣いなのか？
天然なのか？
ほんとにいい人だなと思う