【part1】
最初の大きな建物は生徒でいっぱい
そこを抜けて、さらに進む列
私たちは別の建物で良かった
親切そうな笑顔のおじさんに聞くと
おじさん:あすこに2列に並ぶんだ
少し小さめな建物の前に並ぶ
隣はカレシで、なにか話しかけてくるが
私はイライラしてつっけんどんな返事
***
昔住んでいたアパート
1階から呑気な男子が呼ぶ
私:2番ずつだから次は私だよ
ふーんみたいに
自分が説明を聞いていなかったことを誤魔化す
父:タクシー使ってけ
私:別にいいよ
外は寒い夜で
自転車はたしかに寒いけど
壇上で作文を読むのに
鏡を見ると
昭和なブラウス+v字のセーター
これは酷すぎる…
よりによってなんでこんな服?
玄関そばの自分の服が入った
押し入れをいくら探しても
適当な服が見つからない
白いトレーナー?
ノーメイクが目立つな
ダウンを着るから
そんなに厚着は必要ない
外は寒いが、室内は温かいから
のぼせるほど厚着はしたくない
そもそもそんなニットもない
食事するテーブルの部屋の
押し入れ(実際はない)も探す
片付けが苦手な母のために
どっさり詰め込まれているのを
イライラしながら全部出す
私:後で片付けるから
母親の服が袋に入って出てくるばかりで
私のが全然ない
v字の下にシンプルな
長袖Tを合わせたらマシか?
やっとのことでしわくちゃな
ベージュの長そでTを引き出すが
これもイマイチ
もう前の人の朗読が終わったのでは?
私の順番が来てもいないと
おかしいと電話が来るのでは?
私:
なんでないのーー!!!
もう行かない!!!
半泣き
急に体調か悪くなったから
原稿は送るけど
壇上でみんなが見る前での
朗読はムリだと電話しようか
【part2】
ものすごい高いところから
飛び降りて普通に着地
けっこう高層階の
引っ越し先に
ライヴ友さんを連れてくる
自分もまだ慣れてない部屋
慣れるか?
だれかついてきた気がして
吉濱さんの本の結界マークを
コピっておけばよかったと思う
窓に本を開いて向け
玄関ドアにもコピーを置きたい
私:なにか飲む?
ライヴ友さん:なんでもいいよー
私:じゃあ、お茶いれる?
ライヴ友さん:これ、どうぞ
といつものさり気ない感じで
引っ越し祝いをくれる
私好みの茶色い焼き物や
木の器5、6個
こういう気遣い、ほんとスゴイ!
私:
かわいいー!
ありがとう!
玄関横に別の部屋があり
長いパーマの髪の派手な中年女性が
デスクに座ってパソコン作業を始める
ライヴ友さんは気軽に喋る
私も引っ越しの挨拶をするべきだが
繋がってるなんて聞いてないショックで
そんな気になれない
ライヴ友さんがどこかに行ってる間に
なんだか不穏な空気になって
大きな机の下に隠れる
(オフィスみたいな場所に変わってる
椅子がたくさんある分狭くて
やっと足を引っ込める
出てないか?
若い女性社員が男性ボスに怒られて
泣きながらしゃがむ
その顔がこちらから見えるから
うつむいてる顔を向けたら
目が合ってバレるのでは?
ネイヴィーのキャップを
相手に向けて床につけて
暗さに紛れないかと祈る
ライヴ友さんの
それらしき足を見たら
合図して一緒に隠れよう
いろんな足が見えて
どれなのか分からない
間違えたら終わりだ
最初の大きな建物は生徒でいっぱい
そこを抜けて、さらに進む列
私たちは別の建物で良かった
親切そうな笑顔のおじさんに聞くと
おじさん:あすこに2列に並ぶんだ
少し小さめな建物の前に並ぶ
隣はカレシで、なにか話しかけてくるが
私はイライラしてつっけんどんな返事
***
昔住んでいたアパート
1階から呑気な男子が呼ぶ
私:2番ずつだから次は私だよ
ふーんみたいに
自分が説明を聞いていなかったことを誤魔化す
父:タクシー使ってけ
私:別にいいよ
外は寒い夜で
自転車はたしかに寒いけど
壇上で作文を読むのに
鏡を見ると
昭和なブラウス+v字のセーター
これは酷すぎる…
よりによってなんでこんな服?
玄関そばの自分の服が入った
押し入れをいくら探しても
適当な服が見つからない
白いトレーナー?
ノーメイクが目立つな
ダウンを着るから
そんなに厚着は必要ない
外は寒いが、室内は温かいから
のぼせるほど厚着はしたくない
そもそもそんなニットもない
食事するテーブルの部屋の
押し入れ(実際はない)も探す
片付けが苦手な母のために
どっさり詰め込まれているのを
イライラしながら全部出す
私:後で片付けるから
母親の服が袋に入って出てくるばかりで
私のが全然ない
v字の下にシンプルな
長袖Tを合わせたらマシか?
やっとのことでしわくちゃな
ベージュの長そでTを引き出すが
これもイマイチ
もう前の人の朗読が終わったのでは?
私の順番が来てもいないと
おかしいと電話が来るのでは?
私:
なんでないのーー!!!
もう行かない!!!
半泣き
急に体調か悪くなったから
原稿は送るけど
壇上でみんなが見る前での
朗読はムリだと電話しようか
【part2】
ものすごい高いところから
飛び降りて普通に着地
けっこう高層階の
引っ越し先に
ライヴ友さんを連れてくる
自分もまだ慣れてない部屋
慣れるか?
だれかついてきた気がして
吉濱さんの本の結界マークを
コピっておけばよかったと思う
窓に本を開いて向け
玄関ドアにもコピーを置きたい
私:なにか飲む?
ライヴ友さん:なんでもいいよー
私:じゃあ、お茶いれる?
ライヴ友さん:これ、どうぞ
といつものさり気ない感じで
引っ越し祝いをくれる
私好みの茶色い焼き物や
木の器5、6個
こういう気遣い、ほんとスゴイ!
私:
かわいいー!
ありがとう!
玄関横に別の部屋があり
長いパーマの髪の派手な中年女性が
デスクに座ってパソコン作業を始める
ライヴ友さんは気軽に喋る
私も引っ越しの挨拶をするべきだが
繋がってるなんて聞いてないショックで
そんな気になれない
ライヴ友さんがどこかに行ってる間に
なんだか不穏な空気になって
大きな机の下に隠れる
(オフィスみたいな場所に変わってる
椅子がたくさんある分狭くて
やっと足を引っ込める
出てないか?
若い女性社員が男性ボスに怒られて
泣きながらしゃがむ
その顔がこちらから見えるから
うつむいてる顔を向けたら
目が合ってバレるのでは?
ネイヴィーのキャップを
相手に向けて床につけて
暗さに紛れないかと祈る
ライヴ友さんの
それらしき足を見たら
合図して一緒に隠れよう
いろんな足が見えて
どれなのか分からない
間違えたら終わりだ