バンバン、ブラサキメンバ、
ミュージカルの劇団のショーを
F氏と観に来ている
前回もF氏と観て
今回は2回目だから
覚えている歌を一緒に口ずさみ
勝手に振り付けをつけたりして
大盛り上がり
大団円は、ソロもあり
フルコーラスもあり
客との絡みもあり
さまざまに位置や
フォーメーションをかえて
めまぐるしいほどの
盛り上げっぷり
ファンもお目当ての人を
目で追いながら
位置をかえるから
私とF氏はその波に押されつつも
前方にあるガラス張りの
いい場所でずっと観ている
ステージはコ型で
ガラスとの距離が
1つの客席分空いている
Cohさんが自死した女性の
友だちを思い出して語り
途中で声を詰まらせ
無言になる
ユキさんは、ガラスの扉を開けて
顔をのぞかせた時に目が合う
F氏が珍しくガラス前の
センターを積極的に
場所取りしていて驚く
普段は女性役の
背の高い、濃い顔の
ミュージカル男優が
2度ほど熱唱
彼の大ファンらしき女性が隣りにいて
感極まっているのが分かる
最後は男性の衣装で出てきて
また熱いソロを歌い上げる
とても長い大団円で
延々続くのではと思う
***
帰りの電車車内


爆弾の予告をしてから
男性1人が下りて発車して
車内はパニック状態になる
消火栓がある所が危ないが
私のいる場所はちょうどその辺
みんな車内を逃げ回るが
私はドアの下にうずくまる
すぐ後ろに女性が茫然と立っている
さっきのショーの続きか
車内はほぼ女性ばかり
愉快犯のデマであって欲しいと願って
結局、何も起こらず
次の駅でみんな一斉にドっと降りて
そのまま、爆弾の件を忘れたかのように
それぞれの乗り換えに急ぐ
ここが終点駅で
時間的に最終なのか
大勢が波のように
猛スピードで動く中
F氏は最短ルートを知っていて
どんどん先に行き
私はついていくのに必死
自分の前回の曖昧な記憶で行くと
F氏は突然、脇にクルっと入っていくので
その後ろ姿を見失わないように
人ごみをかき分ける
近くにいる女性に
私:
前も会いましたよね?
よく道知ってますね
彼女も慣れた様子で
早くも姿が見えなくなる
構内の大勢の人の
スピードと混雑に
ただただ圧倒される
ミュージカルの劇団のショーを
F氏と観に来ている
前回もF氏と観て
今回は2回目だから
覚えている歌を一緒に口ずさみ
勝手に振り付けをつけたりして
大盛り上がり

大団円は、ソロもあり
フルコーラスもあり
客との絡みもあり
さまざまに位置や
フォーメーションをかえて
めまぐるしいほどの
盛り上げっぷり
ファンもお目当ての人を
目で追いながら
位置をかえるから
私とF氏はその波に押されつつも
前方にあるガラス張りの
いい場所でずっと観ている
ステージはコ型で
ガラスとの距離が
1つの客席分空いている
Cohさんが自死した女性の
友だちを思い出して語り
途中で声を詰まらせ
無言になる
ユキさんは、ガラスの扉を開けて
顔をのぞかせた時に目が合う

F氏が珍しくガラス前の
センターを積極的に
場所取りしていて驚く
普段は女性役の
背の高い、濃い顔の
ミュージカル男優が
2度ほど熱唱
彼の大ファンらしき女性が隣りにいて
感極まっているのが分かる
最後は男性の衣装で出てきて
また熱いソロを歌い上げる
とても長い大団円で
延々続くのではと思う
***
帰りの電車車内



爆弾の予告をしてから
男性1人が下りて発車して
車内はパニック状態になる
消火栓がある所が危ないが
私のいる場所はちょうどその辺
みんな車内を逃げ回るが
私はドアの下にうずくまる
すぐ後ろに女性が茫然と立っている
さっきのショーの続きか
車内はほぼ女性ばかり
愉快犯のデマであって欲しいと願って
結局、何も起こらず
次の駅でみんな一斉にドっと降りて
そのまま、爆弾の件を忘れたかのように
それぞれの乗り換えに急ぐ
ここが終点駅で
時間的に最終なのか
大勢が波のように
猛スピードで動く中
F氏は最短ルートを知っていて
どんどん先に行き
私はついていくのに必死
自分の前回の曖昧な記憶で行くと
F氏は突然、脇にクルっと入っていくので
その後ろ姿を見失わないように
人ごみをかき分ける
近くにいる女性に
私:
前も会いましたよね?
よく道知ってますね

彼女も慣れた様子で
早くも姿が見えなくなる
構内の大勢の人の
スピードと混雑に
ただただ圧倒される
