ここ1月ほど、白鳥の子が生まれることを、楽しみに待っていたが、今年は、どうもうまくいかなかったようである。
4月30日、温めていた卵が孵る頃ではと思い、パンを一包み持って旧小貝川へ行った。
白鳥は、いつもいるところから3kmくらいの福祉センター近くの沼にいた。昨年、孵った子だろうかと思ったが、そうではなかった。
口笛を吹くと近くに来た。パンを人の手から直接、嘴で取って食べた。これは、以前からいる親の白鳥がやっていた行動で、子はそれほど慣れてはいなかった。
そこで、いつもの餌場へ行くと、白鳥は一羽も居なかった。また抱卵していると思われた葦の浮島は、増水して水浸しのようであり、そこにも白鳥はいなかった。
増水で水中に卵を失い、夫婦で、福祉センターの方へ移動して来たようである。
まだ時季が早いので、もう一度、卵を産んで温めることを期待したいが、今年はだめかもしれない。
しっかりした地面に巣を作れば、水にやられることは無いが、犬、蛇、烏などに狙われやすい。そのような点で安全な水上では、今回のようなことになる。いずれにも良い場所はなかなか無い。
白鳥達がやってきた
近づいてきた
手前がオスで、向こうがメス、オスの方が人に慣れている
連休の始まりで、旧小貝川には、大勢釣り人が来ていた、沼に残される釣り糸や釣り針が増えそうで、心配である。
龍ヶ崎市には、牛久沼に沢山の白鳥がおり、他に、牛久沼に流れ込む川にいたり、小貝川に出ているものもいる。それらのところでも、新しい誕生が期待できる。