竜の郷あれこれ

龍ヶ崎市と周辺の名勝、観光地、行事、身の回りのことなどを写真と文書により紹介します。「気まぐれ写真日記」もご覧下さい。

今年の初雪

2009-02-27 18:59:23 | Weblog
 
  春一番がとうに過ぎ、このまま雪が降ることなく冬が終わると思われた、ここ茨城県南地方で、2月27日、今シーズン初めて雪が降った。朝から雨が降っていたが、気温が下がってみぞれに変わり、10時頃から雪に変わった。

  降ったのは、1~2センチ程度で、芝とか木の葉には積もったが、路面に積もることはなく、雪が地面に着くとそのまま溶けていた。

  午後からは、再び雨に変わり、雪もあらかた溶けたが、温度はなかなか上がらず、寒い一日であった。

  それでも、折角雪が降り、見ることができた雪景色であるから、それらしい所を求めて、近隣を歩いてみた。しかし、どんよりとした雲に覆われた灰色の景色で、暗い雰囲気の写真ばかりになってしまった。



庭の雪

 


パンジーも雪に埋もれ




公園の芝生や平らな畑には一面の雪が積もった






農園の雪




若柴公園



牛久沼にて




鵞鳥はなぜか草地に上がって集まっていた




雪降りの中、
いつもは騒々しいユリカモメがなぜか整然と並び、
白鳥や鴨もそれぞれ集まっていた




  わずかな降雪であったが、それでも何となく冬らしさを感じたので、これで春を迎えられる、という気分になる。


写真展

2009-02-26 02:38:01 | Weblog
  
  このところ、写真を趣味にする人が増えている。とにかく、デジタルカメラの性能が上がり、求めやすくもなった。そのため余暇のある人の取り付きやすい趣味となった。

  私も、以前からどこかに出かけると、記録・記念のために写真を撮るようにしていたが、暇になった2年ほど前から近隣の公民館で開催される写真クラブに入れて貰った。

  最近のカメラは便利で、撮りたい方向に向けてシャッターを押すだけで、一応それらしい写真が撮れるので、非常に楽なことだと思っていたが、先輩諸氏の写真を見ると、「これはすごい!」、「まるで違う!」と感じざるを得なかった。

  一見、簡単そうに見える写真も、撮り方により大きな差があり、写真は、難しくて奥深いと感じるようになり、クラブに入って2年ほどになるが、その感じを強めている。

  その写真クラブは、結成後、5,6年になるが、今年初めて、3月3~8日、第1回の写真展を開くことになり、会員16名は、一人3、4点くらいずつ出展することになった。

  最近は専らデジタルカメラで撮っており、「沢山撮れば、中にはまあまあなものもある」、という考え方でやっているが、どうもそれでは、「何百枚撮っても、ろくなものはない」、ということになるようで、いざ作品を選ぼうとしても、皆さんに見て貰えそうなものはほとんど無いことがわかった。

  やむを得ず、近隣の牛久沼で撮った写真を出すことにした。初めてであり、未熟な点についてはご容赦をいただくとして、来られた方のご講評をいただきたいと思っている。


写真展の案内のはがき




早朝の牛久沼

日の出前よりワカサギ釣りの人が釣り糸を垂れている



薄霧のある沼の風景

(ここにおける写真は写真展へ出展するものではありません)



早朝の牛久沼

2009-02-01 18:41:33 | Weblog
  
  前々日、前日と暴風雨の寒い日だったが、2月1日は好天になるというので、早朝、牛久沼の北側の三日月橋あたりまで自転車で行った。

  牛久沼は、全水面が龍ヶ崎に属し、沿岸はそれぞれの市(取手、つくばみらい、つくば、牛久)に属すと思っていたが、水面だけではなく、湿地帯や元湿地帯で現在水田になっている沼の縁の部分も、龍ヶ崎市庄兵衛新田町であり、細長い龍ヶ崎市の土地が沼の周りに広範囲に存在することがわかった(ただし、同町の住人は佐貫町に隣接する部分だけで、その他にはいないようである)。

  稲荷川と東谷田川の合流点に面する水田地帯の先端に行き、龍ヶ崎~牛久方面を眺めれば、広い水面の対岸から日の出が見えることを期待していたが、その日の日の出の方角には、牛久城址のある小高い山があり、日の出はそれに遮られて期待したような眺めにはならなかった。

  たまたまその頃、白鳥が2羽来たので、道端に生えていた緑の草を与えると喜んで食べていたので、写真撮影に協力して貰った。

  そこから少し東に行ったところに、小川芋銭の河童の碑とかアトリエとして使われていた雲漁亭がある。そこの庭にはこの季節にはいつも水仙が咲いている。

  この辺りは大木に囲まれているが、雲漁亭の前面が5mくらい切り開かれ、そこからこの日は、遠くの富士山がくっきりと見えていた。ここは沼より20mくらい高く、富士方面の送電線は裾野に下がり、山頂付近の視界を邪魔をするものは何も無い。しかし、富士の下部に見える対岸の家々が富士と調和していないように感じられる。

  その後、さらに帰途の龍ヶ崎大橋の下まで行くと、牛久沼東岸の40mくらいの草地帯が、前日までの降雨と強風による大波が乗り上げたようで大きな水溜まりになっていた。

  ここからも雄大な富士山が見える。ここでは、よく見ると送電線が富士山の上部に見えるが、全景を見る分にはあまり気にならない。広々と開けているので、なかなか良い眺めである。



稲荷川から眺めた
夜明け前の牛久沼東南方面




日の出間近な東の空




白鳥・朝日を浴びて


広々とした水面をゆったりと

このつがいは東南隅の給餌場に行かず、
グループから離れているようだ。


  白鳥は、飛ぶことができるのに、結構長い距離を水をかきながら進む。考えてみるとこれは、歩いたり自転車に乗って写真を撮りながら、目的地に向かうのに似ている。少し、体力を要するが、途中の見落としが無い。


小川芋銭に因む河童の碑




小川芋銭がアトリエとしていた雲魚亭




この時期はいつも水仙が咲いている




雲魚亭の庭先より見える富士山




富士山をアップ

上部に邪魔はないが、すそが多少煩わしい



龍ヶ崎大橋下前面に広がる牛久沼と富士山

前日の雨と強風による大波で周辺に水溜まり ができている




富士山をアップ

上部に送電線が見えるが、すそや
前面はこちらの方がすっきりとしている