関東平野の真っ只中にある龍ヶ崎市は10m程度の起伏はあるが、ほとんどが平地である。その中で、最高の標高の41mを持つところは、人工の山の「たつのこ山」である。
龍ヶ崎ニュータウンの造成の時に造られたようであり、正確な名付けの経緯は知らないが、龍ヶ崎にある小さな山ということで、龍の子供という意味で付けたのだろうと勝手に想像している。
2月25日のお昼頃、近くの済生会病院へ行く用があり、時間があったので、久しぶりで、たつのこ山に寄った。
近くの幼稚園の園児らしい子供達が、引率の先生と来ていた。山には、らせん状の道と、三方から頂上へ直登する石段があるが、子供達は面白がって、芝生の斜面を登ったり、らせんの道を走ったりして、歓声を上げていた。
草原の向こうに、たつのこ山が見える。
富士山のような形で、なかなか大きくて立派だ。
大量の土を盛り、形を整えることは、重機を用いても大変だったと思われる。
山には、あちこちに人影が見える。
斜面を元気に登る子供達
なかなか急勾配だ。
登る時はいいが、下る時は勢いがついたら止まらない。
頂上から、競技場、アリーナ、野球場などが見える。
アリーナには温水プール、裏にはテニスコートがある。
ここは、龍ヶ崎のスポーツの中心地だ。
草むらには「大犬のフグリ」が咲いている。
可憐な割に、強く、一月には咲き始める。
元気な子供達を見ることは、楽しい。
日本の将来に希望が持てるような気になる。
龍ヶ崎の名所の一つにおける、春先ののどかな光景であった。