大型の台風26号は、10月16日の午前中に、茨城沖を北東方面に抜けたが、
龍ヶ崎市でも瞬間風速22m位を記録したそうである。
伊豆大島では、記録的な大雨で緩んだ三原山の火山灰地が崩れ、元町に大
きな被害が出た。
龍ヶ崎市でも、風や出水による被害、土砂崩れや停電などがあった。
そこで、16日夕方、牛久沼から小貝川に回ってみた。
牛久沼は、かなり水位が上がっており、水門からもごうごうと音を立てて流れ出ていた。
取手市、双葉団地の方へ回って見たが、団地内では、特に異常は無さそうで
あったが、周りの川の水位が上がり、収穫を終えた田も水田状態に戻っていた。
小貝川は、顕著な増水は見えなかった。
翌17日、川原代から高須橋あたりに行って見た。
広い水田地帯が、一面の水で、農道や畔道が出ている程度であった。
高須橋付近から、市街地方面を見ると、一面の水であった。
小貝川は、増水はしていたが、それほど多くはなさそうであった。
少し上流の文巻橋から上流を見ると、ゴルフの練習場が、水に浸かっていた。
10月21日、愛国学園下の道を通りかかると、土砂の山が道をふさいでおり、
片付け作業をしていた。愛国学園への道の路肩のあたりから崩れたようだ。
10月23日、平台下の田園地帯を通ると、平台の一角が崩れているのが、見られた。
市内では、これらの他にも、数カ所で、同じような土砂崩れが起こっているようだ。
稲の刈り取りは、だいぶ前に終わっていると思ったが、まだのところもあ
った。ほとんどの穂は水に浸かっていなかったが、田の土は泥のようになり、
しばらくはコンバインが田に入れないようで、すぐには収穫できそうになかった。
また、秋に耕耘機で刈り取り後の田を耕すのが、耕耘機が当分入れそうに
ないので、作業計画に影響しそうであった。
さらに強い台風27号が、台風28号とともに、日本列島に向かっている
ようであるが、大きな被害が出ないことを祈りたい。
幸い、両台風は房総沖はるか東を通過し、その後発生した29号も日本には
近づかないようである。今年は、このあたりで終わればいいと願っている。