竜の郷あれこれ

龍ヶ崎市と周辺の名勝、観光地、行事、身の回りのことなどを写真と文書により紹介します。「気まぐれ写真日記」もご覧下さい。

撞舞(つくまい)

2008-07-27 21:15:49 | Weblog
  
  龍ヶ崎市における行事のうち、最も代表的なものは、通常、7月27日に行われる「撞舞(つくまい)」である。

  高さ14mの撞柱の上に、雨蛙の扮装をした舞男が命綱も付けずに登り、そこから四方に弓を放ったり、いろいろな曲芸を披露する。

  このところ、舞男はずっと一人であったが、ようやく後継者も育ち、二人で演じることになり、それを期待していつもより多くの観衆が集まった。

  演技は午後6時15分頃から始まったが、終わり近くの6時38分頃、雷雨となり、かろうじて何とか神事を完了した。

  昔、二人、三人の舞男が登って演じたことがあるそうであるが、今回の二人は、一人よりは賑やかで内容が豊かになり、盛り上がったと思う。来年以降にも期待したい。

  もっとも、これまで19年間一人で演じてきた人は、後継者に譲って引退しそうなコメントをしているので、二人での演技はこれ限りかも知れない。できればさらに何年かは一緒に演じて貰いたいものである。

  観衆は、大粒の雨が当たり始めると動揺し、土砂降りの中、傘をさしたり、雨宿りしたりで右往左往した。

  撞舞は、雨乞いの儀式であるから、二人での迫真の演技が大いに天に通じて、雨が降り出した、と考えられるが、降りすぎだった。

  馬追いなどの神事は雨の中でも続いていたが、雷雨を伴った土砂降りは1時間くらいで上がり、御仮屋へ来ていた八坂神社の御輿の帰還も無事終わったものと思われる。

















  この日の様子は、フジテレビの「とくだね」の中で、「関東三大奇祭」として約6分間にわたり放送された。概ね、市にとって望ましい内容であった。わずかながら残念なことは、舞男が柱上で種々の祈願を込めて四方に矢を放つが、この神事の中心となる場面がテレビには登場しなかった、ことである。

夏祭り

2008-07-27 03:17:41 | Weblog
  
  7月26日、わがニュータウンで第27回目の夏祭りが小学校の校庭で開かれた。

  これはニュータウンが造られ、最初の入居者がきた時以来、ずっと欠かさずに続いてきたことであり、住民がまとまって力を合わせた成果であり、大いに賞賛すべきである。

  役員は、何度も会合を重ねて、準備を進め、開催にこぎつける。結構大変なことである。当初、住民は、現役ぱりぱりの忙しい身であった。最近は、仕事から退いた人も多い。しかしそれなりに別の面で大変である。

  子供達にとっては、この街に住んで一年で一番の楽しみのようである。

  最初、自治会は、居住環境の維持に最大の努力をしていれば、遊びのことなどは二の次で良いと思われていた。幸い、居住環境に関しては、それほど深刻な問題は少なくて済み、ここに居住することの喜びの行事は、重要さを増しているようである。

  残念なことは、それを最も喜んでくれる子供達が減り、この街も高齢化が進んでいることである。

校庭の一角にある山に登っておやつと見物


子供御輿で元気よく


みんなで力を合わせて


流通経済大学の吹奏楽演奏


子供達のダンス


今風な踊り


いろいろな模擬店が出る ・ わたあめ屋


金魚すくい


会場全景


ボール釣り


盆踊り ・ 上手な人は踊りの輪の核になって


子供達も加わって



  地元の龍神太鼓の演奏や、景品の当たる抽選会も行われたが、それらは見逃した。心配された雨も降ることが無く無事終了した。

近隣のハス

2008-07-22 11:22:46 | Weblog
  7月21日早朝、霞ヶ浦までハスを見に行ってきたが、翌朝、午前9時半頃、大通りを通っている時に、近くの田園地帯にハスの花が沢山咲いているのが見えた。早速、家に戻り、カメラを持ってきて何枚か撮った。

  昨日のものより花が大きくて立派に見えた。こんなに近くにもあったのかと感動した。

  晴天で、花も日光に照らされていたので、昨朝の静かな曇り空の時とは違って、花が透けるように見えるこのような時も別の良さがあると感じられた。












 




ほおずき市

2008-07-10 15:04:36 | Weblog
 
  7月10日、龍泉寺(別称龍ヶ崎観音)で「ほおずき市」が行われるので、行くことにした。ほおずき市に行くのは、初めてである。

  7月10日は、観音菩薩にお参りすると四万六千日、すなわち126年間、日参したと同じごりやくにあずかれる功徳日であり、古来より大勢の人が参拝してきたそうである。また、ほおずき市は、その功徳日に観音堂において開かれる行事である。ほおづきは、盆の飾りになるとともに雷よけのごりやくもあるそうである。

  ニュースでは、浅草観音におけるほおずき市の賑わいの様子を伝えていた。龍ヶ崎観音も、わが郷としてはそれなりに、朝から結構賑わっており、ほおずきも順調に売れていた。

  このことを家族に話すと、「四万六千日」ではなくて「四万八千日」ではないかという。調べてみると、8月9日にお参りすると四万八千日分のごりやくが得られる観音様が方々にある。しかし、浅草観音も龍ヶ崎観音も7月10日は四万六千日であり、それぞれ誤りでは無さそうである。

  沢山のほおずきの鉢が 並べられている中から、適当なのを選んでカウンターに持っていくと、包装、清算を済ませた後、売買両者の間で、開運などを願って手打ちをする。

  また、龍ヶ崎観音は、安産観音とも言われ、安産のごりやくもあるので、出産間近そうな女性も結構来ていた。

龍泉寺・龍ヶ崎観音



本堂に参拝


ほおずき市
 

売買が成り立って手打ち

  
  
  この日は梅雨の合間で曇っていたが、気温は28℃止まりで、比較的過ごしやすかった。自転車で行き、途中、いくつかの店や、図書館、寺社にも立ち寄った。

  以下にその内の2ヵ所を紹介する。

大統寺・入り口


門から見た本堂




愛宕神社

  50段ほどの石段を上がったところに社殿などがある。アジサイが花盛りである。

大木と社殿の全景

  保護のため、左側の建物(鞘堂)の中に社殿が収められている。建物が小さく見えるが、これは隣の木が非常に大きいためである。

社殿の壁面に施された彫刻



  なかなか立派な彫刻である。美濃の名工左甚五郎作の「鷹」の彫刻が正面にあるとのことであるが、外から正面は見えなくて、それについては定かではない。

神社から見える市街地と市庁舎