牛久沼には、こぶはくちょうが30羽近く住み着いており、毎年春に、そのうちの2,3の番から子が生まれる。
今年も、3月下旬ころから、巣にこもって卵を温めている番が見られたが、4月25日、行ってみると巣の近く
に人だかりがしており、子が生まれていた。
子が8羽いた。一番からとしては近年では最多である。
その日は、巣から離れなかったが、27日に行ってみると、両親に連れられて、広い水面のはずれの葦のある岸に沿って泳いでいた。
さらに、5月1日には、父母といっしょに先の方まで来ていた。
子供たちは、普段は母親とおり、父親は少し離れて、警戒して見守っていることが多い。
親は、力強く掻いて進むが、子供たちは細かく早く掻いて、遅れないようにがんばる。
少したって、5月6日に行ってみると、入り江にきて、岸に上がって寛いだり、羽の手
入れをしていた。
やがて、水面に出て泳ぎ始めた。まず子が出て、母親を促しているようだった。
やがて広い水面に出て、皆で泳いで行った。
まだ小さいが、育ちは早く、一日毎に大きく、力強くなるような感じである。
ぜひ元気に成長することを祈っている。
方々に白鳥家族はおり、中には水田に入って、苗を荒らすという苦情もあるが、
ここでは、田のあるところの岸には葦があり田へは行けない。開けたところは公園で、
人々と交流する場になっており、パン片などをもらって寛いでいる。
最近、公園に上がって寛いでいる白鳥が多い。