竜の郷には、桜の名所がいくつもある。
そのうち、一番の見ものは般若院の枝垂れ桜であろう。エドヒガンで、樹齢約400年、樹高10m,東西15m,南北22m,目通り幹囲5mで、県南随一と思われる。
テレビ中継が行われ、ライトアップもして、もっと注目を集めている六義園の枝垂れ桜(樹齢約70年)をはるかにしのぐ。
惜しむらくは、まわりが墓地でかこまれていることであり、少し窮屈そうに見える。この点は、樹齢1000年の福島県三春町の滝桜が広々とした傾斜地の草原の中にある環境が羨ましい。
愛国学園の校庭を囲む樹齢50~100年と思われる桜は高さも20m位で、円熟期にあるといえる。
龍ヶ崎ニュータウンができた25年前頃から造成された北竜台公園、若柴公園、松葉小学校の桜も青年期を迎えた感じで、若々しく、生き生きした雰囲気をただよわせている。
青年期を迎えた桜や他の木々とは逆に、ニュータウンの人口構成は高齢化を迎えつつある。子供達は成人になり、独立して転出し、親の世代が残る。小学校の生徒数も減り、校舎の一部は地域住民、特に高齢者のために解放されている。介護施設も増加した。
それに対する対策も、4月22日投票の市議選の争点になっている。