竜の郷あれこれ

龍ヶ崎市と周辺の名勝、観光地、行事、身の回りのことなどを写真と文書により紹介します。「気まぐれ写真日記」もご覧下さい。

白鳥2018

2018-05-10 18:45:42 | 市の鳥・白鳥

  ゴールデンウィーク中の5月4日、久しぶりに

水田の田植風景と白鳥の新しい命の様子を見るため

旧小貝川方面へ行ってみた。

  毎年子が生まれる福祉センター付近を見たが、

白鳥家族は見当たらない。少し離れた所に一羽だけ

いるのが見えた。(5月12日、この近くで卵を温めて

いるのを見たという人が二人いたので、うまく行っ

ているようだ)

  沖須橋付近では早くもアサザが咲いていた。

  ポンプ小屋付近には子5羽を含む一家がいた。

  ほっとした。よかった。

  これまでは、餌を与えると親子で競って食べていたが、

この日は、あまり餌に関心はなさそうで、沖へ去って行っ

た。

 

  その後、5月6日、牛久沼近くに住む友人から電話を

もらった。牛久沼で子が生まれたとのことであった。

  7日に行ってみると、水辺公園脇の入り江の巣の上に

親が伏せ、子が4羽翼の下にいて、時々外に出てきていた。

  当初、生まれた卵は7つあり、順次孵ったが、遅く生ま

れた卵はまだ孵っていなかった。

  9日にも子は4羽のままであった。

  10日は、午前中は寒く、雨も降っていたが、午後か

好天になり暖かくなったので、行ってみた。

  大勢が、巣をのぞき込んでいた。

  巣の上に両親と子が4羽おり、卵が3つむき出しのまま

、親は暖めていなかった。

 

  昨夜以来、冷たい雨が降り、巣も濡れて卵も冷やされ、

それらはもう孵らないものとして、親もあきらめたのかも

知れない。

  その後、親子で巣の近くの水面を泳ぎ回り、まもなく巣

戻ってきた。

 

  今後、残された卵はどうなるかわからないが、少なくと

も、孵った4羽が元気に育つことを期待したい。

  関心を持つ人が以前より多くなったようで、見に来る

人が増えた。

  11日昼頃行ってみると、一家全員で巣から出て広い沼

水域に出てきた。子供達は母と一緒に泳ぎ、父親が少し遅れ

て全体の安全を見守る位置でついてきた。

  200mほど離れた所まで、やってきて、パンなどをち

ぎって投げてやると、競って食べていた。

 

  子供達も元気に泳ぎ、パンを食べていた。

  そこまで見届けて帰ってきたが、子供達は疲れると親の

背中に乗ったりするが、今日はそこまでは確認できなかっ

た。

  久しぶりの5月18日、友人に電話で聞いてみると、卵

を温めていた福祉センター近くの白鳥の巣はその後上がっ

た水位により、巣が水没し、もはや孵る状況にはないとい

うことがわかった。 

  また、牛久沼もだいぶ変化があったようなので行ってみ

ると、水辺公園の柵の所へ先日見た白鳥一家で来ていたが、

4羽いた子供が3羽になっていた。

  そのうち1羽(下の写真の右下隅)は頭に傷を負っている

ようであった。

  どうも、何かに襲われたのではないか思われているよう

であった。

 

 最近、新しく水辺公園へ来ている別の白鳥一家があった。

  通常、白鳥は両親と子供達で一緒に行動するが、その

グループには、親が一羽しかついていなかった。どうも父

親が来ていないようであった。

  これまで、十年程度、そこで見てきた経験によると、

父親は他の一般の成鳥より非常に強く、他の成鳥が子連れ

一家には近づけないほどであった。

  とりあえず、一羽の親の一家はいじめられていなかった

が、もう一方の一家と遭遇すると、激しい縄張り争いとな

り、親が他方の子を傷つけないとも限らず、どうなることや

ら心配である。

 のどかに見える白鳥の世界も厳しそうである。