竜の郷あれこれ

龍ヶ崎市と周辺の名勝、観光地、行事、身の回りのことなどを写真と文書により紹介します。「気まぐれ写真日記」もご覧下さい。

田園都市

2021-11-22 02:41:19 | 朝の風景

  龍ヶ崎市は、茨城県の南部にあり、JR常磐線の龍ヶ崎市駅が市への中心的な

入り口である。

  茨城県は関東地方北部と区分され、東北地方への入り口のように見られること

があるが、東京都心へは、常磐線経由でdoor to doorで1時間程度で行けるので、

十分に東京のベッドタウンといえる。

  東京通勤者などが住んでいるのは、龍ヶ崎ニュータウンと呼ばれる丘陵部に開

発された住宅地であり、都内から越してきて、都内へ通勤している人が多い。

  ここの住人の多くは、地方から東京へ出て、その後、茨城県へ来ているの

で、東京に勤務し、共通語は標準語であり、茨城県に住んでいると意識している

人は少ないようである。

  もっとも、来たときはいずれも若かったが、定住後30~40年ほど経ってい

るので、高齢化し、退職した人が多くなっている。

  ニュータウン以外の田園地帯も、いずれ住宅地や商業地になるかと思われ

たが、全国的に少子化、高齢化が進むと、都心回帰などと言って、一時増えた

人口も徐々に減っているようである。

  もっと都市化が進むと思われ、基本的な都市機能は備えたが、それ以上は

あまり変わらず、住宅地周辺には、今も広い田畑が広がっている。

  東京では、埋め立て地への高層マンションの建設が進んでおり、職住接近

で便利になっているようであるが、わが国は極端に一極集中が進んでおり、首

都直下地震や南海トラフ地震が起こると、わが国が壊滅するような被害が起こ

るのではないかと思われる。

  これまで何度も首都機能の分散が叫ばれてきたが、ほとんど進んでいない。

相変わらず、首都への集中を進めている。

  わが国は、将来を見据えた長期的対策を避け、安易な手段を採用する傾向

がある。原発も使用済み燃料の方針決定を避けながら稼働をしようとする。石

炭火力も諸外国から非難されながら使い続ける。送配電線の地下化も全く進ま

ない。いずれ大地震があることが分かっているが、対策は「いかに逃げるか」

である。一時進めているように見えた地方分散は全く聞かれなくなった。

  首都直下地震が起きた時のために、歩いて自宅へ帰ってみようと呼びかけ

られていたことがあり、試しにやったことがあった。都心から龍ヶ崎の自宅ま

で、ほとんど休み無しで11時間かかった。

  これなら何とかなると思ったが、大地震で混乱し、ビルが倒壊したり、火

事が起こったり、堤防が決壊してゼロメートル地帯が水没したり、大勢が一斉

に自宅を目指したら大混乱になり、当分帰れそうにないと思った。

  湾岸は、津波や堤防決壊で水没し、埋め立て地の高層ビルは大丈夫かと

思った。

  茨城県南部は、割合地震が多く、頻繁に小さな地震がおきているが、これ

まであまり大きな被害が出ておらず、関東大震災のときも、ほとんど犠牲者は

出なかったそうである。

  ここは、引退後、のんびりと暮らすにはとてもいいところだと思っている。

             広々した関東平野と筑波山           

 

                 5月の水田地帯

 

             8~9月 収穫時期の稲田

             秋には、公園の紅葉が美しい

 


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
写真の利用承認依頼 (茨城県県南農林事務所)
2022-07-27 16:34:49
はじめまして。
私、茨城県県南農林事務所の安達と申します。
貴ブログ2021-11-22の記事掲載の、
「8~9月 収穫時期の稲田」の写真を、
龍ヶ崎市の事業紹介チラシで使用させていただきたく、コメントしました。

ご了解いただけますようでしたら。
下記にご連絡いただけますと幸いです。
TEL 029-822-7083
mail nannourin01@pref.ibaraki.lg.jp
よろしくお願いします。

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