龍ヶ崎の白鳥
市内の数カ所で今年も子が生まれたが、必ずしも順調ではなかったようである。
特に、近年、沼や川の水位が上がり、かなりしっかりした巣を設けないと、
巣が水に浸かってしまい、抱卵の途中で、巣のかさ上げをしている番も見られ、
結局、子が孵ることは無さそうである。
また、5羽が孵ったのに、いつの間にか1羽しかいなくなっていたところもあった。
そんな中で、牛久沼では、4羽の子のグループが二つと5羽の子のグループが一つ、
比較的順調に育っているようである。
ここの写真は、6月上旬の5羽の子のいる家族である。生まれたのは牛久市の
城中側の芦の中らしいが、その後、水辺公園で過ごしている。
毎日餌場に来るが、時々、主のような番の白鳥(皆はそれをボスと呼んでいる)
にいじめられて苦労しているようである。
深刻な状態にはなっていないようで、取りあえず、周りでは見守っている。
子は、主として母親に付いている
父親もグループを離れることはない。他の白鳥が来ると追い払ったりしている。
しかし、ボスのような白鳥にはかなわず、逃げている。
子が母親の背に乗ることもある。父親は母子を少し離れて見ていることが多い(6月7日)。
その後、雛たちは着実に成長し、6月8日には、次のようであった。
鵞鳥もあっけにとられていた。
人々と仲良くしている。
人々は、元気に育つことを祈って、見守っている。
6月17日、久しぶりに牛久沼へ行くと、子白鳥は、一回り大きくなり、元気に餌を食べたり、泳ぎ回っていた。
早朝、刻まれた菜の葉や、穀物を与えられ、喜んで食べていた。
親に見守られて、元気に動いていた。
子白鳥の動きは、力強くなっていた。