竜の郷あれこれ

龍ヶ崎市と周辺の名勝、観光地、行事、身の回りのことなどを写真と文書により紹介します。「気まぐれ写真日記」もご覧下さい。

白鳥2016

2016-05-10 18:37:17 | 市の鳥・白鳥

  龍ケ崎市の市の鳥、白鳥は、例年、4,5組の番が、4月下旬から5月上旬にかけて、

牛久沼周辺、旧小貝川などで雛を孵す。

  しかし今年は、白鳥たちにとって厳しかったように思われる。沼の水位が例年より、

高くなり、4月の上、中旬頃から、沼の岸辺に草を敷き詰めて水面より高くしてある場

所の多くが水に浸かり、卵を産んだり温める場所がほとんどなくなってしまったように

見える。

  大雨や強風も一因と思われるが、水門の調整にもよるかも知れない。

  水位を上げるのは、水田に水を送るために必要なことと思われるが、今年は、例年

よりも水位が高かったように思われる。

  そんなことが影響したのか、今年、市の周辺で雛が孵ったのは、2か所だけのようである。

  友人のホームページによると、東谷田川で4羽、旧小貝川で5羽孵ったようである。     

  しかし、例年、雛をつれた2,3組の番が来る牛久沼の水辺公園には、今年は、

どうも来そうにない。


  4月15日、よく晴れ渡ったが、朝方15~20メートルくらいの風が吹き、白鳥

たちは、大浪にもまれていた。

  

  4月26日、旧小貝川では、卵を温める白鳥が見られた。そこでは辛うじて卵が水に

浸からずに済んだようであった。


  4月29日早朝の牛久沼水辺公園では、いつも餌をくれる人が来ると、

白鳥、鵞鳥、カモなどが沢山集まってきていた。


  5月上旬、友人のホームページに白鳥の雛の写真が載ったので、旧小貝川へ

行ってみた。


  5月6日、遠く白いものが見えたので口笛を吹くと、まず一羽現れ、それから

雛たちを連れた一羽が現れて、こちらへ来た。


  雛たちと一緒にいるのが母親で、少し離れたところで見ていて、人が

近づくと威嚇するのが父親のようであった。

  生まれて数日(一週間以内?)と思われるが、雛たちは、親について泳ぎ、

パンや草もさかんに食べていた。


  5月9日にまた行ってみると、少し大きくなり、動きが力強くなっている

ように感じた。


  両親に見守られ、皆でくつろいでいた。


  子供たちは、母親といることが多く、いろいろ真似をして、学んでいる。


 

  今のところ、皆、元気に育っているようであるが、事故にあったり、突然 

不慮の死を迎えることがあり、健やかに育ってくれればと願っている。

 

  白鳥は、釣り針に引っかかったり、釣り糸が絡まって死ぬことがある。釣り

人には、釣り糸などの管理を十分に注意してもらいたいものである。


  5月22日朝、行ってみると、5羽いた子は、4羽になっていた。


  何があったのかわからない。少し大きく元気になっていたが、くれぐれも

残念である。